ビジネス

人気YouTuberキリン氏「収入を得るために売れるチャンネルを目指した」

YouTuberキリン氏はコンテンツ作りにどう取り組んでいる?(YouTubeより)

YouTuberキリン氏はコンテンツ作りにどう取り組んでいる?

 登録者数の多い人気YouTuberはどのようなことを考えながら動画を作っているのか。登録者数182万人の考察系YouTuber・キリン氏に活動の姿勢を聞いた。

 * * *
 始めた当初は、「自分がやりたいこと」を継続できるように、まずはとにかく“売れるチャンネル”にすることを目指しました。これで生計を立てていくつもりだったので、収益を出せるものを目指しました。

 まずは人気YouTuberの活動をチェックして、データを自分なりに分析、研究しました。それで始めたのが「YouTuberの時事ネタ動画」でした。その時は登録者数が4000人まで増えました。当時の広告収入は月に10万円ほどでしたね。

 登録者が日に日に増えていくのが面白くなり、「もっと増やそう」「いかに数字を増やすか」というゲームでハイスコアを目指す感覚に近いノリもありました。

 その後、VTuberブームになると、路線を「VTuberの時事ネタ」に変更。勢いに乗り登録者数は5万人を超えました。

 転機になったのは2018年頃で、都市伝説や陰謀論が流行り始めた時期です。私もオカルト/都市伝説の紹介に路線を変えたら、一気に登録者数が増えて、3年で182万人に達しました。収入も人並み以上には稼げていると思います。動画のクオリティにこだわりつつ投稿頻度を上げるためには一人だと難しく、このスタイルになってからは制作チームを結成し、ほぼ毎日ペースで投稿しています。

 多くの人に観られる動画にするには、動画の表紙となるサムネイル画像(サムネ)が一番重要です。スマホ視聴の場合、サムネがユーザーの目に止まる時間は一瞬です。いかにインパクトを与えられるか、文言や画像の視認性を工夫しています。

 登録者や再生数を稼ぐためにSNSは活用していません。その分、動画やサムネ作りに注力しています。また私の動画はダークな内容が多いので、ダークに寄りすぎずユーモアも取り入れ、エンタメとして楽しんでもらえるように意識しています。

 以前は内容が広告審査に引っかかり広告がつかず収入につながらないことも多少ありました。今は審査の基準が以前より明確化したので制作しやすくなりました。とは言っても、それでも細かい部分では相変わらず手探りなので、たまに審査に引っかかることもありますが(笑)。

関連キーワード

関連記事

トピックス

2日間連続で同じブランドのイヤリングをお召しに(2025年5月20日・21日、撮影/JMPA)
《“完売”の人気ぶり》佳子さまが2日連続で着用された「5000円以下」美濃焼イヤリング  “眞子さんのセットアップ”と色を合わせる絶妙コーデも
NEWSポストセブン
石川県を訪問された愛子さま(2025年5月18日、時事通信フォト)
「バッグのファスナーをすべて開けて検査」愛子さま“つきまとい騒動”で能登訪問に漂っていた“緊張感”
NEWSポストセブン
逮捕された不動産投資会社「レーサム」創業者で元会長の田中剛容疑者
《無理やり口に…》レーサム元会長が開いた“薬物性接待パーティー”の中身、参加した国立女子大生への報酬は破格の「1日300万円」【違法薬物事件で逮捕】
週刊ポスト
母・佳代さんと小室圭さん
《眞子さんが第1子出産》小室圭さんが母・佳代さんから受け継ぐ“おふくろの味”は「マッシュポテト」 関係者が明かす“佳代さんの意外な料理歴”とは
NEWSポストセブン
群馬県草津町の黒岩信忠町長、町長からわいせつ被害を受けたという嘘の告訴をした元町議の新井祥子被告
「ずるずるずるずる、嘘を重ねてしまいました」…草津町長への“性被害でっち上げ” 元女性町議が裁判で語った“発言がどんどん変わった理由
NEWSポストセブン
打順もポジションも固定できずにいる(阿部慎之助監督)
巨人OB・広岡達朗氏、岡本和真の故障離脱は「アクシデントではなく阿部監督による人災です」 守備を固定できず失策数はリーグワーストに
週刊ポスト
渡邊渚さんの最新インタビュー
元フジテレビアナ・渡邊渚さん明かす「バレーボール愛」と秘かに掲げていた「今年の目標」
NEWSポストセブン
西内まりやがSNSで芸能界引退を発表した(Aflo)
《電撃引退の真相》西内まりや、金銭トラブルの姉と“絶縁”していた…戸籍を抜き、母親とも別居に至った「深刻な事情」
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚を発表した(左・Instagramより)
《RYOKI・三山凌輝が活動休止》結婚予定の趣里、父・水谷豊は“何があっても様々な選択ができるよう”新会社設立の親心
NEWSポストセブン
6月は“毎年絶好調”というデータも(時事通信フォト)
《ホームラン量産モードの大谷翔平》6月は“毎年絶好調”で「月間20本塁打」もあるか? 見えてくる「年間60本塁打」昨季を超える異次元記録
週刊ポスト
秋篠宮と眞子さん夫妻の距離感は(左・宮内庁提供、右・女性セブン)
「悠仁さまの成年式延期」は出産控えた姉・眞子さんへの配慮だった可能性「9月開催で眞子さんの“初里帰り”&秋篠宮ご夫妻と“初孫”の対面実現も」
NEWSポストセブン
性的パーティーを主催していたと見られるコムズ被告(Getty Images)
《フリーク・オフ衝撃の実態》「全身常にピカピカに」コムズ被告が女性に命じた“5分おきの全身ベビーオイル塗り直し”、性的人身売買裁判の行方は
NEWSポストセブン