デビューから15年。俳優・鈴木亮平(38才)の存在感が増している。数えればきりがないほど多彩なキャラクターを演じる鈴木は、今年も多忙を極める。現在は高視聴率を獲得しているドラマ『TOKYO MER〜走る緊急救命室~』(TBS系)で主演の勇猛果敢な救命救急医役を、公開したばかりの映画『孤狼の血 LEVEL2』では、刑事を演じる松坂桃李(32才)に立ちはだかる、ヤクザの組長を熱演している。
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの彼が、仕事後に足をのばしたのは、自宅とは逆の方向だ。都内の高級住宅地にたたずむ、コンクリート打ちっぱなしのモダンな外見の戸建て。ある者はそこで台本を片手にせりふを覚え、ある者は筋トレに励む。ここは通称「小栗部屋」と呼ばれる場所だ。
「小栗旬さん(38才)が“自分だけでなく、親しい俳優仲間が自由に使えるようにと、6年前に自宅マンション近くに建てた稽古場なんです。中には、エアロバイクやランニングマシンなどのジム設備がある部屋もありますよ」(演劇関係者)
かつて小栗と、映画『クローズZERO II』(2009年)や『銀魂2』(2018年)で共演した三浦春馬さん(享年30)や、ドラマ『ごくせん』(2002年)で共演した仲間由紀恵(41才)なども利用したという。
「小栗さんがいる、いない関係なく、鈴木さんは筋トレをするためによく利用しているようです。人目を気にすることなく集中できるので居心地がよいみたいですね」(前出・演劇関係者)
2人は同学年だが、芸歴は小栗が圧倒的に“先輩”だ。小栗は1998年にドラマ『GTO』(フジテレビ系)で注目を集め、2005年『花より男子』(TBS系)で大ブレーク。かたや鈴木は大学卒業後の2006年にようやくデビューを果たし、その後もなかなか日の目を見なかった。
「初共演は、2007年の小栗さん主演のドラマで、鈴木さんはせりふが1つか2つのチョイ役。それでも小栗さんは鈴木さんを盟友、そしてライバルとして叱咤激励してきました。鈴木さんは小栗さんの期待を裏切りたくないという思いもあり、努力を続けてきたそうです」(映画関係者)