眞子内親王と小室圭氏が「年内結婚へ」と報じられた。2017年の婚約内定会見から4年、小室氏の母・佳代さんの金銭トラブル等によって“凍結状態”だった二人の関係がようやく動き出した。
「小室さんはアメリカ・ニューヨーク州の司法試験を終え、いまは試験結果を待っている状況。合格を見越して、現地の法律事務所に就職する方向で準備が進んでいます。お二人は年内にも婚姻届を出し、結婚後は米国で新生活を始める見通しです」(宮内庁担当記者)
紆余曲折を経ながらも、愛を貫いた眞子内親王。その決断を誰よりも近くで見守っていたのが、妹の佳子内親王だ。佳子内親王は、2019年3月のICU卒業時の文書で、〈結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています〉と述べるなど、眞子内親王の結婚を応援し続けてきた。
「今後は佳子内親王にも注目が集まると思います」と話すのは、皇室ジャーナリストの神田秀一氏だ。
「この結婚、渡米は、佳子さまご自身にとっても重要な出来事です。小室さんの母親の金銭トラブルが発覚したことで、将来的に佳子さまがご結婚されるときには宮内庁をはじめ、周囲はお相手について大変神経質になるはずです。そうなったときに、結婚後の生活も含めて、自由を貫くために眞子さまと同じように『日本から離れる』という選択肢を取ったとしても不自然ではありません。眞子さまの決断は、佳子さまにとっても新しい道を開いた可能性があるのです」
本誌・週刊ポスト2021年9月10日号では、眞子内親王が渡米した場合、米国民に受け入れられる可能性が高いと報じた。
「米国では結婚はあくまで個人の自由という考え方です。英王室から離脱後に米移住し、『王室内で人種差別があった』と爆弾告白をしたヘンリー王子夫妻も、おおかたの米国民から好意的に見られている。眞子さまと小室さんも同様に受け入れられたら、佳子さまを後押しするかもしれません」(英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子氏)
ただし、佳子内親王の周囲には課題も山積している。
「皇族が減り、女性宮家の創設が議論されているなか、海外移住される方がこれ以上出るのは宮内庁としても避けたいのが本音でしょう。眞子さまの結婚には“駆け落ち婚”という批判もあり、秋篠宮家にとっても佳子さまのご結婚は皇室の信頼に関わる重大事です」(前出・宮内庁担当記者)
佳子内親王は3月26日の「歌会始の儀」で、こんな歌を詠んだ。
〈鈴懸の木から落ちにし実を割りてふはふは綿毛を空へと飛ばす〉
自由に空を飛ぶ綿毛に、どんな想いを込めたのか。
※週刊ポスト2021年9月17・24日号