読売新聞が9月1日、一面で《眞子さま年内結婚》と報じた。結婚関連の儀式は行わず、一時金は辞退する予定という内容の報道だったが、支持率低迷に困り果てた菅義偉首相周辺が苦し紛れで流したリーク情報だとも見られている。「天皇皇后両陛下へのご挨拶の儀式」さえ行われないことが本当に許されるのか──。
どうして一時金なしに警備費用を払るのか
小室家に関する疑惑が度々報じられ、国民の不信感が募る中で、眞子さまは“打開策”として「一時金辞退」を選ばれたのかもしれない。女性皇族が結婚され、皇籍を離脱する際には、「元皇族としての品位を保つため」に結婚一時金が支払われる。眞子さまは約1億4000万円が支払われるとみられていた。
「小室さんはアメリカ・ニューヨーク州の法律事務所に就職する見通しで、眞子さまもともに暮らされるそうです。ですが、一時金なしに元皇族としての品位を保った生活は可能でしょうか。眞子さまが一時の感情に流されて、辞退を表明されているのではないかと心配になります」(宮内庁関係者)
いくら就職先の目処が立ったとはいえ、物価の高いニューヨークで充分な暮らしをするには、小室さんひとりの収入では心許ないだろう。“一般人”になられるとはいえ、眞子さまのためにはセキュリティーの強固なお住まいが必須となるのだからなおさらだ。
「結婚に伴う一時金にはそうした警備費用を賄うためという側面があります。ですが、一時金を受け取らないで高額な警備費用のかかるマンションにお住まいになれば、“どうして一時金なしに、高級な住宅に住めるのか”と疑念を生みかねません。“アメリカでの警備費用も、秋篠宮家側がこっそりと用立てたのではないか”と思われてもおかしくない」(前出・宮内庁関係者)
“一時金はいらないので皇族をやめたい”
皇室経済会議で“支給金0円”とすれば一時金なしのご結婚も、法的には不可能ではないという。だが、それが後世に与える影響は計り知れない。
「眞子さまの一件が認められれば、“一時金を受け取らなければ、自由にしていい”という前例にもなりかねません。弟の悠仁さまが万が一、“どうしても天皇を辞退したい。一時金はいらないので皇族をやめたい”などと仰ったら、果たしてそれを止めることはできるでしょうか」(皇室ジャーナリスト)
眞子さまのご結婚問題について、皇室ジャーナリストの神田秀一さんはこう話す。
「ご結婚は憲法で認められた権利ですから、それ自体が許されない行為ではありません。ですが、今回のように国民の多くから祝福を受けることなく、まして皇族の儀式をされることなく皇籍離脱することは歴史上、前例のないことです。今後の皇室の信用や皇室の存続すら揺るがす事態といえるかもしれません」
そんな現状を、「皇室の長」であられる天皇陛下はどう思われているのだろうか。