電撃加入した中田翔(32)ら大物選手の成績ばかりに話題が集まる巨人だが、育成出身選手の躍進を見逃してはならない。巨人では育成初となる規定打席到達と二桁本塁打がかかる松原聖弥(26)を筆頭に多くの選手が支配下契約を勝ち取り、スター軍団の中で異彩を放っている。
そんな“育成の星”がトラブルを起こしていた。2020年育成ドラフト11位で入団した外野手の保科広一(23)だ。
「高い身体能力で知られる選手で、遊学館高校(石川県)の2年生時には甲子園にも出場。大学3年生の時にはリーグ戦でベストナインとMVPに輝きました。本来、育成選手は三軍で身体作りが基本ですが、ルーキーながら二軍に帯同し、一時は打率が3割を超えるなど“育成の星”松原に続く一軍候補と期待されている選手です。阿部慎之助二軍監督も同じ左打ちの大砲候補として、マンツーマンで打撃指導を行なうなど大きな期待を寄せています」(スポーツ紙デスク)
トラブルが起きたのは7月13日、東京五輪によるリーグ戦中断前最後のヤクルトとの二軍戦(戸田)の試合後だった。
「球場から寮に戻る途中、キャッチボールをしていた親子を見かけた保科は、いきなり少年に向かって、“野球なんかしてもつまんねえぞ”という言葉を投げかけたそうです。保科は冗談のつもりだったそうですが、親子はまさか巨人のユニフォームを着た選手から野球を否定するような暴言を吐きかけられるとは思わなかったのでしょう。その後、少年の親が球団に抗議を入れる事態となりました。巨人も『紳士球団にあるまじき行為』と、平身低頭謝ったと聞いています」(球団関係者)
巨人に取材すると、文書で回答があった。