2019年11月のコンビ復活以来、各局バラエティに引っ張りだこのアンタッチャブル(山崎弘也、柴田英嗣)。特に急増しているのが、ダウンタウン・松本人志との共演だ。『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)では、9月10日放送回に続いて9月17日放送回でも、2週連続で松本の脇を固めるMCを務めた。8月28日と29日に2夜連続放送した『FNSラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~』(同局系)でもキャプテンの松本を支えるアシスタントサポーターに抜擢されるなど、もはや松本の番組に欠かせない存在となっている印象だ。
あるテレビ局関係者は、この変化に驚きを隠せないという。
「アンタッチャブルの山崎は、2019年10月放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)のなかで『ザキヤマ、ダウンタウンを共演NGしていた説』が放送され、ダウンタウンとの共演が避けられていたことが発覚しました。
現在の陽気な『ザキヤマ』キャラからは想像もできませんが、デビュー時の山崎はとにかく松本に憧れており、ブスッとした表情でボソッとボケるスタイルを真似ていました。その後、『リンカーン』(同局系)でダウンタウンと念願の共演を果たした際、緊張のあまり山崎は空回りやミスを繰り返してしまった。落ち込んだ山崎はダウンタウンとの共演に消極的になり、この『水曜日のダウンタウン』まで実に11年も本格共演がなかったそうです」
ところが、そこで共演NG説が取り上げられて以降は、打って変わって共演が急増しているのだ。いったいなぜなのか。前出・テレビ局関係者はこう推測する。
「松本は、もともとアンタッチャブルの漫才師としての実力を買っていて、活動再開した際も手放しで喜んでいました。それに『水曜日~』で山崎がカミングアウトしたことで、過去のトラウマがネタとして消化され、ギクシャクした感じがなくなった。アンタッチャブルの2人は対応力が高い上に、松本へのリスペクトがあるため勘所が分かっている。
『ラフ&ミュージック』で内村光良がサプライズ出演して松本と7年ぶりの共演を果たした際にも、周りが騒然とするなか、山崎は『全員静かにするから2人だけで会話をしてほしい』とお願いし、ネットでは『この光景が見たかった』『ありがとうザキヤマ』と賞賛の声が上がりました。長年松本のファンだった山崎ならではのファインプレーでしょう」