昨今、アニメやマンガ、ゲームなど人気2次元作品を3次元の俳優が演じる舞台「2.5次元」が注目されている。舞台『刀剣乱舞』『おそ松さん』など数々の人気作に出演する俳優の和田雅成。2.5次元舞台の魅力ややりがい、俳優として今後について語った。
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2.5次元の舞台は、アニメやゲームなどの2次元作品と、3次元で生きているぼくたち出演者の「0.5次元ずつの歩み寄り」でできていると感じています。
ぼくたちは、衣装やセット、役づくりでアニメやゲームの世界に入り込む。一方で、舞台化すると、原作にはないシーンが追加される。その「0.5次元」の余白のなかで、ぼく自身の表現を追求したいと思っています。それで皆さんが笑顔になってくれるのが、いちばん幸せ。
いまは感染対策のため、客席から舞台への声かけはできません。それでも、コロナ禍前よりも大きな拍手で楽しさを伝えてくれますし、楽しんでくれていることは空気でわかるんです。今年、30才の誕生日を迎えることができ、最近ではたくさん、ドラマにも出演させていただけるようになりました。今後も、お客様の笑顔が直接見られる2.5次元の舞台は、ずっと続けていきたい。それと同時に、いつか朝ドラに出演して、日本中の人を笑顔にしてみたい──それがいまの目標です。
【プロフィール】
和田雅成/1991年9月5日大阪生まれ。身長180cm。舞台『刀剣乱舞』へし切長谷部役、舞台「おそ松さん on STAGE ?SIX ME N’S SHOW TIME?」カラ松(F6)役、ミュージカル『薄桜鬼 志譚』土方歳三役など。「テレビ演劇 サクセス荘」や「Re:フォロワー」、「ねぇ先生、知らないの?」など、テレビドラマにも出演。2021年には初主演の「ボクとツチノ娘の1ヶ月」、「ガールガンレディ」、「REAL⇔FAKE 2nd Stage」にも出演。
FODオリジナルドラマ『ぼくの推しは王子様』に9月9日配信の第9話よりゲスト出演。ドラマ『あいつが上手で下手が僕で』(日本テレビ系、10月6日より)に出演予定、12月には同作の舞台が東京・大阪で上演決定。舞台『2つの「ヒ」キゲキ』に10月7日より出演予定。
※女性セブン2021年9月30日・10月7日号