芸能

2.5次元俳優・和田雅成「0.5次元の余白のなかで表現を追求したい」

舞台『刀剣乱舞』で注目された和田雅成

舞台『刀剣乱舞』などで注目された和田雅成(撮影/田中智久)

 昨今、アニメやマンガ、ゲームなど人気2次元作品を3次元の俳優が演じる舞台「2.5次元」が注目されている。舞台『刀剣乱舞』『おそ松さん』など数々の人気作に出演する俳優の和田雅成。2.5次元舞台の魅力ややりがい、俳優として今後について語った。

 * * *
 2.5次元の舞台は、アニメやゲームなどの2次元作品と、3次元で生きているぼくたち出演者の「0.5次元ずつの歩み寄り」でできていると感じています。

 ぼくたちは、衣装やセット、役づくりでアニメやゲームの世界に入り込む。一方で、舞台化すると、原作にはないシーンが追加される。その「0.5次元」の余白のなかで、ぼく自身の表現を追求したいと思っています。それで皆さんが笑顔になってくれるのが、いちばん幸せ。

 いまは感染対策のため、客席から舞台への声かけはできません。それでも、コロナ禍前よりも大きな拍手で楽しさを伝えてくれますし、楽しんでくれていることは空気でわかるんです。今年、30才の誕生日を迎えることができ、最近ではたくさん、ドラマにも出演させていただけるようになりました。今後も、お客様の笑顔が直接見られる2.5次元の舞台は、ずっと続けていきたい。それと同時に、いつか朝ドラに出演して、日本中の人を笑顔にしてみたい──それがいまの目標です。

【プロフィール】
和田雅成/1991年9月5日大阪生まれ。身長180cm。舞台『刀剣乱舞』へし切長谷部役、舞台「おそ松さん on STAGE ?SIX ME N’S SHOW TIME?」カラ松(F6)役、ミュージカル『薄桜鬼 志譚』土方歳三役など。「テレビ演劇 サクセス荘」や「Re:フォロワー」、「ねぇ先生、知らないの?」など、テレビドラマにも出演。2021年には初主演の「ボクとツチノ娘の1ヶ月」、「ガールガンレディ」、「REAL⇔FAKE 2nd Stage」にも出演。

FODオリジナルドラマ『ぼくの推しは王子様』に9月9日配信の第9話よりゲスト出演。ドラマ『あいつが上手で下手が僕で』(日本テレビ系、10月6日より)に出演予定、12月には同作の舞台が東京・大阪で上演決定。舞台『2つの「ヒ」キゲキ』に10月7日より出演予定。

※女性セブン2021年9月30日・10月7日号

関連記事

トピックス

初めて沖縄を訪問される愛子さま(2025年3月、神奈川・横浜市。撮影/JMPA)
【愛子さま、6月に初めての沖縄訪問】両陛下と宿泊を伴う公務での地方訪問は初 上皇ご夫妻が大事にされた“沖縄へ寄り添う姿勢”を令和に継承 
女性セブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン
松永拓也さん、真菜さん、莉子ちゃん。家族3人が笑顔で過ごしていた日々は戻らない。
【七回忌インタビュー】池袋暴走事故遺族・松永拓也さん。「3人で住んでいた部屋を改装し一歩ずつ」事故から6年経った現在地
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
ピーター・ナバロ大統領上級顧問の動向にも注目が集まる(Getty Images)
トランプ関税の理論的支柱・ナバロ上級顧問 「中国は不公正な貿易で世界の製造業を支配、その背後にはウォール街」という“シンプルな陰謀論”で支持を集める
週刊ポスト
“極度の肥満”であるマイケル・タンジ死刑囚のが執行された(米フロリダ州矯正局HPより)
《肥満を理由に死刑執行停止を要求》「骨付き豚肉、ベーコン、アイス…」ついに執行されたマイケル・タンジ死刑囚の“最期の晩餐”と“今際のことば”【米国で進む執行】
NEWSポストセブン
石川県の被災地で「沈金」をご体験された佳子さま(2025年4月、石川県・輪島市。撮影/JMPA)
《インナーの胸元にはフリルで”甘さ”も》佳子さま、色味を抑えたシックなパンツスーツで石川県の被災地で「沈金」をご体験 
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン