眞子内親王と小室圭氏が10月26日に結婚すると発表された。お二人の記者会見を控えたいまなお、結婚に批判的な声は止まない。「もういい加減、祝福しましょうよ」。そう声を揃えるのが倉田真由美氏(漫画家)、三浦瑠麗氏(国際政治学者)、山口真由氏(NY州弁護士)。女性論客3人による座談会を開催した。(全3回の第1回)
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山口:3年ぶりの帰国で、小室さんの一挙手一投足が追いかけられてて、ワイドショーもすごい騒ぎ。
倉田:ちょんまげみたいな髪型が大ニュースになるんだから、日本人はどれだけ小室さんが好きなのかと思っちゃうよね。
三浦:最初に登場した時は、さわやかなイメージでICU(国際基督教大学)出身、英語も堪能とキラキラしていたけど、お母さんの金銭トラブルや本人のいじめが報道されて以降は、転落する様を面白がっている人が多い印象です。
山口:そんな小室さんと結婚する眞子さま本人への批判がまた根強くて、私はそこが理解できない。眞子さまの決断は小室さんへの賛否とは切り分けていいんじゃない?
倉田:ほんとうにそう。純粋に一つの愛を貫く眞子さまは、日本が誇るべき素敵なプリンセスでしょ。深窓の令嬢だったら、周囲にこれだけ反対されたら「わかりました。別の縁談をよろしくお願いします」となるけど、そうはならなかった。眞子さまは、誠を通せる女性なのよ。
山口:誠を通すって、新選組みたい(笑)。
倉田:だって、3年間も遠距離で愛情関係を続けることは相当難しいし、恋愛感情が盛り上がってからの3年間って、様々な障害が出てくるもの。若いだけに、「周囲にいろいろ言われたから絶対別れない」と意固地になっているだけだって言う人もいるけど、それもないと思う。人って、周りが悪く言うものは良く見えたりしないから。
三浦:金言が出た(笑)。
山口:“日本の家的な発想”が結婚の障壁になっていると感じますね。日本は表面では「個人の時代だ」と言いながら、家格の釣り合わない家同士の結婚なんて好まない。それでは個人を尊重する社会とは言えない。
三浦:確かに庶民と皇室は別ですよ。だけど眞子さまは歳の離れた弟が家督を継ぐ一方で、本人は結婚したら必ず民間に出なければなりません。それなのに結婚後の行動を束縛する意味がわからない。もしこれから先も眞子さまの行動を管理したいなら、女性宮家をつくるなどの手当てが必要ですが、結婚に批判的な保守層はそこに触れない。一般人になってほしいのか、ほしくないのかハッキリしてほしい。
山口:まさに管理された自由恋愛。眞子さまは学習院という箱庭を出て、自由に恋愛して恋に落ちた相手が、秋篠宮さまの想定をちょっと超えてしまった(苦笑)。でもよくよく考えたら、眞子さまに悪いところは何もない。むしろ『自立』を促し続けた秋篠宮さまの希望通り、自分の意思で一番大切な選択をしたんだから、実は文句のつけようはないじゃないですか。