TBSが10月1日より鳴り物入りで放送を開始したのが、同局の安住紳一郎アナウンサー(48)がMCを務める朝の情報番組『THE TIME.』だ。平日朝5時20分から8時までという放送時間は、出勤前の会社員たちや、主婦たちがこぞって観るテレビ界的「激戦区」。しかし、『THE TIME.』の前番組である『あさチャン!』は、同時間帯の『めざましテレビ』(フジテレビ系)を始めとする他局の番組の後塵を拝していた。
そこで、TBSは満を持して同局の「絶対的エース」である安住アナをMCに据えることにした。
「安住アナは、ソフトな語り口と柔らかい笑顔が印象的なルックスで、サラリーマンだけでなく、朝の時間帯のメイン視聴者である主婦のウケも抜群です。うちの上層部は『今回の新番組はコケるわけにはいかない』と、『めざましテレビ』のベテランスタッフを引き抜くなど、相当な熱の入れようです」(TBS関係者)
しかし、いくら人気アナとはいえ、安住にとって、苦戦する朝の情報番組を引き受けるのは相当なプレッシャーとなるはずだ。それでも彼がオファーを受けた理由を別のTBS関係者はこう話す。
「安住さんレベルの人気アナであれば、同局出身の田中みな実アナ(34)のように、フリーになったほうが稼げるでしょう。しかし、何度もフリー転向説を報じられながらも、安住さんは絶対に局を辞めようとしない。それは、彼がフリーで“タレントアナ”となるより、社内で安泰な地位を築きたいからだといいます。
事実、昨年には局長待遇の『アナウンスセンターエキスパート職』という役員の一歩手前となる役職に昇進しました。