国内

宮内庁は国民にケンカを売った? 眞子さまのご結婚をどう受け止めるべきか

ペルー・ボリビア公式訪問の際(2019年)

眞子さまの結婚に対する宮内庁の動きにオバ記者がひとこと(写真は2019年、ペルー・ボリビア公式訪問時 撮影/JMPA)

 女性セブンの名物アラ還記者“オバ記者”こと野原広子が、政治、スポーツ、皇室など、最近の気になるニュースについて自身の考えを綴る。

 * * *
 コロナ禍がワクチン接種で下火になるのか、ならないのか。いずれにしてもいま、潮目が変わる大きな曲がり角にきていることを感じているのは私だけじゃないと思う。

 新旧がはっきりキッパリと線引きされたのは政界だ。この10月を境に総理の座を降りた菅義偉前総理(72才)を筆頭に、おなじみの大物政治家が次々と引退を表明している。

 と同時に、“立ち枯れ”とでもいうのかしら。かつてスターだったことが信じられないくらい精彩を欠いて見えるのが小泉進次郎氏(40才)。「テレビで見せた涙のまぁ、安っぽかったこと!」と私の周囲の政治好きは、鼻で笑うんだわ。

 いやいや、化けの皮がいよいよ剥がれた感じ? それ以前に、デキ婚やら「セクスィ」発言で「えっ!?」と驚かされたけれど、それだけならまだまだ挽回の余地はあったのよね。決定的にマズったのはレジ袋の有料化よ。

 ただでさえ小銭を取られることに敏感な私たちに向かって、「これをきっかけに国民が環境問題を考えるようになればいいと思う」って、いくらなんでもひどくないか? 「これじゃ説教強盗だよ」と怒っていた友だちは一人や二人じゃない。

 その頃からよ。彼の相槌、「うん、うん、うん」が気になって仕方がなくなったの。囲み取材で、記者の質問を聞いていますよという相槌はいいのよ。永田町でアルバイトをしてよくわかったんだけど、政治記者って20代後半から30代までがほとんどで、こみ入った会議があると壁に耳をつけて堂々の盗み聞きをして、すぐ床に座って膝の上に乗せたパソコンで本社に原稿を送ったりしている。その若くて勢いのいい記者に対しての、40才の彼の「うん、うん、うん」は年上の兄貴風だからいい。でも、環境大臣になってから、自分より年配の記者たちにも同じことをしだしたんだわ。これ、どこかで聞いたなと思ったら、総理大臣時代の小泉純一郎氏よ。親父のマネか。そう思ったら、なんかみんな陳腐に思えてね。

 実は私、8年前に彼の追っかけをしたことがある。東日本大地震の被災地を巡って講演をする若き政治家は、時代の風をいっぱいに受けて自信に満ちあふれていたっけ。

「代議士」と呼ばれる衆議院議員は、まとまると独特の獣臭がある。国会議事堂で閣議を終えた代議士の群れと地下道ですれ違ったとき、サバンナでヌーの群れに出会ったみたいで、思わず踵を返して逃げそうになったもんね。その群れのど真ん中で、年配の代議士から話しかけられて、ブンと胸を張り、にこやかにうなずいていたのが小泉進次郎氏だったの。

 それがいまは……時の流れは本当に残酷だと怖くなるわ。

 新旧の別れが際立ったのは、スポーツ界もそうだね。

 大谷翔平選手(27才)のように、あれよあれよという間に、世界を舞台に駆け上った人もいれば、斎藤佑樹選手(33才)のように、くすぶった感を残したままグラウンドを去る人もいる。光が当たるってことは陰もできるってことで、政治にしてもスポーツにしても、その明暗ははっきりしてる。

関連記事

トピックス

大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
石川県の被災地で「沈金」をご体験された佳子さま(2025年4月、石川県・輪島市。撮影/JMPA)
《インナーの胸元にはフリルで”甘さ”も》佳子さま、色味を抑えたシックなパンツスーツで石川県の被災地で「沈金」をご体験 
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン
隣の新入生とお話しされる場面も(時事通信フォト)
《悠仁さま入学の直前》筑波大学長が日本とブラジルの友好増進を図る宮中晩餐会に招待されていた 「秋篠宮夫妻との会話はあったのか?」の問いに大学側が否定した事情
週刊ポスト
新調した桜色のスーツをお召しになる雅子さま(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
雅子さま、万博開会式に桜色のスーツでご出席 硫黄島日帰り訪問直後の超過密日程でもにこやかな表情、お召し物はこの日に合わせて新調 
女性セブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバム、
「『犯罪に関わっているかもしれない』と警察から電話が…」谷内寛幸容疑者(24)が起こしていた過去の“警察沙汰トラブル”【さいたま市・15歳女子高校生刺殺事件】
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
大阪・関西万博が開幕し、来場者でにぎわう会場
《大阪・関西万博“炎上スポット”のリアル》大屋根リング、大行列、未完成パビリオン…来場者が明かした賛&否 3850円えきそばには「写真と違う」と不満も
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
週刊ポスト