ジャニーズ事務所のアイドルグループ・V6が、11月1日をもって解散する。10月15日には『ミュージックステーション 35周年記念4時間スペシャル』(テレビ朝日系、以下『Mステ』)に生出演したが、グループとして同番組に出演するのはこれが最後となった。
番組では事前にファンによる投票で選ばれた「TL」「TAKE ME HIGHER」「Believe Your Smile」「HONEY BEAT」「愛なんだ」「over」の6曲を披露。歌唱前にはメンバーがそれぞれコメントを寄せ、最後はタモリとメンバー6人で記念撮影をする一幕もあった。
今回のグループ解散に伴い、森田剛は事務所を退所する。残る5人のメンバーは事務所に残り、11月2日より「20th Century」(以下、トニセン)、「三宅健」「岡田准一」の3つのファンクラブが発足する予定だ。錦戸亮、中居正広、長瀬智也、山下智久、そして森田剛と、2019年7月にジャニー喜多川社長が亡くなって以降、退所者が後を立たない。もちろん、今回のV6の解散を残念がる声も多数あるが、一方で労いや称賛の言葉も数多く寄せられているようだ。いったい他のグループの解散と何が違うのだろうか。
V6がきっかけで日本移住した海外ファン
中国人ファンのAさん(40代・女性)は、「V6こそ理想的なアイドルだ」と絶賛する。
「私は学生時代に森田剛くんのファンになり、V6がきっかけで日本に来ました。解散報道はもちろんとても悲しかったですよ。でも、剛くんの一番の理解者であり親友であった健ちゃん(三宅健)がこの決断を受け入れたのですから、ファンとしても受け止めないといけません。
現在、彼らはライブツアー中ですが、長年パフォーマンスが衰えることなく、またビジュアルやスタイル維持も完璧で、プロ意識がすごく高い。6人の関係性もとてもバランスが良く、お互いに敬意を払い合っているんです。私にとってV6こそが理想的なアイドルです。彼らに出会えて多くを学びましたし、日本に来られて本当に良かったと思っています。
『Mステ』のラストのステージは、私の大好きな『over』が披露されました。日本に来たばかりの頃、辛いこともたくさんありましたが、この曲に励まされてきた。その歌詞と重ね合わせるように、自分の人生やメンバーのこれまでの勇姿が思い起こされて、涙が止まりませんでしたね」(Aさん)