愛玩動物として扱うバラエティーとは相いれない可能性

 もちろん、多くの番組は、動物には家族として触れ合うことを推奨し、無責任な飼い主に批判的なのは言うまでもない。そして動物の保護活動も広く啓蒙している。が、それにしても、思いがちゃんと伝わるかどうかわからないのが実情だ。

 石田は2019年5月、『news zero』(日本テレビ系)で動物保護施設を取材し、スタジオ生出演したことがある。そのときですら葛藤があったという。当時の様子をインスタにこう綴っている。

《生放送で、自分の言葉で伝えることが大切だったのです。動物に関する問題は短い時間ではなかなか伝えきれませんね》(一部抜粋)

 編集や演出をされることなく、自分自身の言葉で伝えたいという思いがあるのだろう。さらには、名誉を受け取ることすら断っているという。

「動物愛護家に贈られる賞も、打診された段階ですべて断っているといいます。自分よりもっと長期にわたり、保護活動に専念している人がいることを知っているので、自分はそうした賞をもらう立場にないと考えているようです」(前出・テレビ局関係者)

 石田の愛情、責任感が多くの動物を救っている。

※女性セブン2021年10月28日号

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