いつからか、「孫がほしい」とおおっぴらに言えなくなった。子供は未婚だったり、たとえ結婚したとしても戻ってきたり、はたまた子供をつくらなかったり。子供が結婚しても、孫を抱くことが当たり前ではないいま、友人からの「孫が生まれた」という報告に、つい敏感になってしまうこともある。だからこそ初孫をこの手に抱いた際の喜びはひとしおで──。
「最近、百恵さんのお友達やかつてのママ友らに次々と初孫が生まれ、百恵さんはそのつど心を込めた手作りのキルトをお祝いとして贈っているんです。もちろんお子さんたちには直接言いにくいでしょうけど、この間は“早く孫にキルトをプレゼントしたい”とおっしゃっていましたね。それが実現して本当によかった」(百恵さんの知人)
1980年10月5日──いまなお伝説として語り継がれるファイナルコンサートから41年。人気絶頂のさなかに芸能界を引退し、家庭に入った百恵さん(62才)のもとに、最高の朗報がもたらされた。長男で歌手の三浦祐太朗(37才)がパパになることが明らかになったのだ。
祐太朗の妻で声優の牧野由依(35才)が10月13日、自身のインスタグラムで《私事ではございますが、この度、新しい命を授かりました》と報告。出産は来年3月の予定で、いまは無事安定期に入り、体調も落ち着いているという。
これを受けて百恵さんの夫・三浦友和(69才)も「母子共に無事に出産の日を迎えられるように願っています」とコメント。順調にいけば、百恵さんにとって待望の初孫の誕生となる。
百恵さんは1984年4月に祐太朗、1985年11月に貴大(35才)を出産した。
「2人の子供に恵まれてからは、子供たちのためになり、かつ家のなかで楽しめる趣味を、とキルト作りを始めました。わが子のためだけでなく、友和さんのお姉さんに赤ちゃんが生まれたときには、手の込んだキルトのおくるみをプレゼント。そこには赤ちゃんの名前と誕生日も縫い込まれていて、お義姉さんは感激しきりだったそうです」(前出・知人)
そもそもキルトとは、アメリカの開拓時代に母親たちがあり合わせの端切れを縫い合わせ、愛するわが子や家族のために衣類や敷物を作ったのが始まりだという。
「一針一針忍耐強く縫い上げるキルトには相当な時間と手間がかかります。かなりの根気が必要なので、裁縫が得意な人でも、やめてしまう人が多い。家事と育児の忙しい合間を縫って、キルト作りを続けてきた百恵さんは本当にすごい。その腕前はもう一流作家です」(手芸イベント関係者)
百恵さんは2017年1月に東京ドームで開催された『東京国際キルトフェスティバル』にも3つの作品を出品し、そのうち2つは、子供部屋用のベッドカバーとラグマットだった。
「関係者からは“子供が好きなデザインと色遣いでかわいらしい。うちにもほしい”と話題でした」(前出・手芸イベント関係者)