「素人の僕が演技をすることに対して、世間から色々な声があるのは理解しています。ですが、ジャッキー監督とも話しましたが作品には自信があります。僕のアンチでも何でもいいから作品を観てもらえさえすれば“勝ち”だと思っています。僕の演技がどうかについて語ることも含めて、観てもらわなければ何も始まらない。
それにこの映画は来年のブリュッセル国際映画祭に参加する予定です。僕のことを誰も知らない海外で評価してもらえるというのもやりがいになります。もちろん生半可なことではないと思いますが、恥ずかしくないように頑張りたいですね」
ジャッキー監督は自身の監督作『キセキの葉書』(2017年)で鈴木紗理奈がマドリード国際映画祭・最優秀外国映画主演女優賞、『ばあばは、だいじょうぶ』(2019年)で寺田心がミラノ国際映画祭の外国映画部門で主演男優賞を獲るなど「役者に賞を取らせる監督」と呼ばれている。今回の優一氏の役者挑戦がどう評価されるか――その本当の賛否は作品を観るよりほかない。