「前に(恋愛を)してないよってことじゃないですからね?」「ホントそこよろしくお願いしますよ!」──こう語ると、天海祐希(54才)は豪快に笑い飛ばした。10月22日深夜に放送された『東野幸治のホンモノラジオ』(ABCラジオ)で、彼女はこれまでと違う一面を見せていた。ゲストとして出演した天海は、長年親交のある東野幸治(54才)に対し、なぜか「恋愛経験アリ」を強調。大恋愛をしたことがない前提で話を進めた東野が謝罪する事態となった。
さらに、24日に放送された『ボクらの時代』(フジテレビ系)では、「自分からアプローチできない」という恋愛の悩みを告白。20年以上親交があるという共演者の加賀まりこ(77才)に「江戸っ子なのに何やってんだろうね。もったいなかったね、もう遅いけどさ」と、愛のあるお説教を食らったのだった。
50代半ばになったいまも独身を貫いている天海。過去にJリーガーや共演俳優との交際が報じられたことがあるが、結婚目前と目された相手は1人。吉川晃司(56才)だ。
「交際開始は2003年11月で当時、天海さんは30代後半。所属事務所に吉川さんのことを『本気でおつきあいしています』と報告していて、彼の仕事仲間が集まる忘年会に出席したこともありました」(芸能関係者)
マスコミに対しても、交際を隠さなかった。2004年7月に『スポーツ報知』の取材に対して、こんなコメントを発表している。
《まっすぐで正直で純粋なところに惹かれます。曲をつくる真摯な姿を見れば、私も仕事で負けられないと刺激を受ける。侍のような人です》
周囲はこのままゴールインするものと信じて疑わなかったという。しかし、ふたりが迎えたのは別の結末だった。
「当時、天海さんは仕事が絶好調で出演オファーが殺到していた。一方で、吉川さんは酒癖の悪さが関係者の間でささやかれるようになった。次第にすれ違うことが増えたふたりは、最終的に3年ほどの交際にピリオドを打ちました」(前出・芸能関係者)
以来、ロマンスが報じられることはなく、仕事に邁進してきた天海。トーク番組などでは、結婚について聞かれるたびに「結婚の話が面倒くさい」と辟易していたはず。なぜ、いま自ら恋愛の失敗談まで語り始めたのか。
「天海さんが過去の恋愛を語ると、必然的に吉川さんとのことを連想されます。悲恋ですから思い出したくもないでしょうし、だから恋愛話は避けてきた面がある。でも、50才を過ぎ、おひとりさまを楽しめるようになり、吹っ切れたようです。いまの彼女は誰にも邪魔されない生活を心から楽しんでいて、『自分には本当に必要な人とものだけがあればいい』と考えているようです」(天海の知人)