真っ赤なトレーニングウエアに身を包み、右手にバットを握って鋭い視線を投げかける。堂々と立っている場所はグラウンドではなく、ワゴン車の上。常に予想の斜め“上”をいくのが新庄剛志(49才)という男だ。
プロ野球・北海道日本ハムファイターズの新監督に、新庄が就任した。11月4日の就任会見にもド派手なスーツにシャツの大きな襟を立てて登場。お昼のワイドショーが特集を組み、スポーツニュースの枠を超えている。
「1990年に高卒で阪神タイガースに入団すると、甘いマスクについた愛称は“虎のプリンス”。2001年に海を渡ってメジャーリーグに挑戦し、2004年に日本ハムに入団すると、“新庄劇場”と呼ばれるほどのファンサービスで球団人気を爆発させ、2006年にはチームを日本一に導きました」(スポーツ紙記者)
優勝を置き土産に引退し、その後はタレントに転身。天然と歯に衣着せぬ物言いがお茶の間の笑いを誘った。
「とにかく話題と注目を集めるのが大好き。その最たるものが“整形手術”でしょう」(前出・スポーツ紙記者)
きっかけは、2000年に結婚したタレントの大河内志保(50才・2007年に離婚)だった。
「新庄さん、自分の顔にコンプレックスを抱えていたんです。福岡出身でなまりがあることもあって、若い頃は内気な側面もあった。
その様子を見ていた大河内さんが美容整形に連れて行ったのが始まりで、整形手術にハマったそうです」(球界関係者)
ざっと並べてみても、
・目元を切開してぱっちりと
・鼻にヒアルロン酸注射
・それだけでは飽き足らず鼻筋に糸を通して鼻を高く
・全身麻酔でフェイスラインを削る
・えくぼを作る
・アイラインのタトゥー
・眉毛もタトゥー
・唇はオレンジのタトゥーで血色よく
・白く光る歯は総セラミック
などなど、総額3000万円にもなるという。
「大河内さんも止めるに止められず。でも、“腕にぐるっとタトゥーを入れたい!”と言い出したときには、さすがにストップをかけたらしいです」(前出・球界関係者)
現役時代に稼ぎ出した年俸の総額が数十億円と聞けば、美容整形に大金をつぎ込めるのも納得だが、新庄はお金にまつわる大きな失敗も経験している。
「資産管理を任せていた人にお金を使い込まれたんです。その額約20億円。一時は預金残高が780円にまで減ってしまったそうです。そういった失敗も新庄さんは笑い話にしていますけどね」(別の球界関係者)
今回、監督に就任した新庄の年俸は1億円。これは「新人監督には異例な金額」(別のスポーツ紙記者)だという。