これが元ジャニーズ、しかも、ジャニーズ長男と呼ばれた男の地力ということか。
「中野サンプラザから中野駅まで列が続いているんじゃないかしら。それぐらいの出待ちですよ! だって、私たちはずっと待っていたから」
ある60代女性ファンは、上気した顔でまくしたてるように話した。
そんな大勢のファンを前にした歌手の近藤真彦(57才)も、大満足だったのだろう。全身黒ずくめの私服姿で楽屋口から出てくると、遠くにまで分かるようにと、背伸びをしながら両手を大きく挙げて、ガッツポーズ。声援に応えた。
11月2日に「Masahiko Kondo ReSTART 20+21+1×1-2」と題した昼夜2公演のコンサートが開催された。昨年11月に、31才女性社長と5年に渡る不倫を報じられて、活動を自粛。今年4月末には、40年以上も在籍したジャニーズ事務所を退所した。
あるスポーツ紙記者は「昨年12月のデビュー40周年ツアー最終公演は、不倫騒動で中止。ファンは復活ライブを待ち望んでいたので、今回のコンサートは即完売でした」と話した。
事務所から独立したことで、新たな展開も生まれてきた。1979年のデビュードラマ「3年B組金八先生」のときから田原俊彦(60才)とともに「たのきんトリオ」と呼ばれていた、盟友の野村義男(57才)も、この夜のステージに参加。「12月から2月までの全国ライブハウスツアーは、マッチとよっちゃんの2人で回ります。31年前に独立していたよっちゃんとの共演は、マッチも独立したからこそ実現したのです」(前出・スポーツ紙記者)