「疑惑……疑惑があるのなら、“私がここにいること”、それが真実です」。11月上旬の午後、片瀬那奈(40才)は記者の目を真っ直ぐ見てこう答えた。9月末に所属事務所を退所後、彼女に降りかかっていた“薬物疑惑”に初めて答えた瞬間だった。
10代のときからモデルや女優として活躍、順風満帆な芸能生活を送っていた片瀬を取り巻く状況が一変したのは、今年の7月。片瀬と交際していた経営者A氏が、麻薬取締法違反容疑で逮捕されたのだ。
「片瀬さんは当時、Aさんと同棲していました。その同棲先に警察による家宅捜索が入り、片瀬さんも事情聴取や尿検査を受けています。検査の結果はシロでしたが、片瀬さんはなぜか事務所に対して“家宅捜索や尿検査は受けていない”と嘘の説明をしたんです。所属事務所は信頼関係が失われたことで、9月末に片瀬さんとの契約を解除。事実上のクビとみられています」(芸能関係者)
片瀬と親しい人が薬物容疑で逮捕されるのは、今回が初めてではない。2019年11月には、親友の沢尻エリカ(35才)も麻薬取締法違反容疑で逮捕されている。
片瀬と沢尻は、連れ立ってクラブを訪れる姿が目撃されたり、ダブルデートの現場を写真週刊誌に撮られたりしたこともあるなど、親密な仲だった。
「2人の仲のよさは、ファンなら誰しもが知るところでした。それなのに、片瀬さんは沢尻さんが逮捕されたときに、“これだけ近くにいて何も知らなかったのは本当に悲しい。裏切られたような気持ち”とテレビ番組で涙ながらに話していました。視聴者からは、本当に知らなかったのかと疑問の声が上がっていました」(テレビ局関係者)
それから約2年。親友に続き、交際相手までもが同じ容疑で逮捕。さらに20年以上所属した事務所に虚偽の説明をしたことなどで、片瀬にも“疑惑”が向けられている。
冒頭の言葉は、その疑問に片瀬が答えたときのものだ。