56歳の誕生日を迎えられた秋篠宮さまの記者会見では、長女・眞子さんのご結婚について「誹謗中傷は許容できない」とインターネットの書き込みなどについて批判する一方、夫の小室圭さんについては名前を呼ぶことなく「夫の方」「娘の夫」と距離を取った言い方に終始し、複雑な胸中が垣間見えた。
これにはSNS上で、「同じような年頃の娘がいる親としては、秋篠宮さまの会見、穏やかなことばを使いながらも怒り、無念さを感じるわ」「会見見ましたが1人の父親としての複雑な心境を丁寧な語りで伝えていて、同じ娘を持つ父親として気丈な秋篠宮さまが痛々しい感じでした」というように、娘を持つ父と思しき人たちから共感と同情の声が上がった。
終始、苦々しい表情だった秋篠宮さまの表情が唯一和らいだのが、眞子さんとの思い出について聞かれた場面だ。「二人で旅行したのは、マダガスカルが最初で次がラオス、その次がハンガリーになります」と海外旅行の思い出を話し始めた秋篠宮さまは、懐かしそうにマダガスカル旅行を振り返った。
「行った先での音楽だったり踊りだったりに触れたり、また、バオバブの巨樹の所に行ったりですとか、それがやはり一番印象深く残っていますし、数か月前にもたまたまその話が出て楽しかったねという話をしました」
だが、その後「どのような父親としての思いで送り出されたか」という質問には、一転して暗い表情でこう答えた。
「元気で暮らしてくれればいいなという気持ちでしょうかね。そういうことを最後に言ったつもりなんですけれども、ヘリコプターの音で全てかき消されてですね。向こうも何か言ったのですが、結局、何も聞こえずに終わりました」