20才になられた天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが12月5日、皇居・宮中三殿を参拝し、宮殿で、天皇陛下による宝冠大綬章の親授式に出席された。初めてローブ・デコルテをお召しになり、注目されたティアラ姿もお披露目となった。
今回、お召しになったティアラは、新調したものではなく、天皇陛下の妹・黒田清子さんが使ったティアラを借りたもの。愛子さまは両陛下とも相談の上、コロナ禍の国民生活への影響を考慮し決めたという。清子さんのティアラは、当時の天皇ご一家の内廷費(生活費)から拠出されており、現在は清子さんが所有しているため「借りる」という形となった。
愛子さまのローブ・デコルテ、そしてティアラ姿にネット上には絶賛する声であふれた。
「ティアラって、中身が伴っての美しさなんだな…と感じました。素敵です」
「内面から滲み出る、本物の美しさだと思いました。だからこそ、美しいティアラもよくお似合いなんですね」
「愛子様が持つ品の良さや穏やかさ、清冽さが際立ちましたね」
これまで女性皇族が成人になられる際、ティアラは新調されるのが通例だった。
内親王だった小室眞子さんは、ティアラと宝飾品は「和光」のもので2856万円、佳子さまのときは2793万円の費用がかかった。佳子さまのときは初めて業者を一般公募し、「ミキモト」製に決まった。いずれも公費で作られている。そのため、眞子さんが着用したティアラは結婚後、宮内庁に返還されている。
愛子さまが今回、着用されるティアラは上皇陛下が天皇として即位されていたときに、“天皇の長女”として作られたもの。愛子さまも同じ立場で着用されることから、内親王として新調した眞子さん、佳子さまよりも格上という形でのティアラといわれている。
来年3月には愛子さまの会見も予定されているという。祝福ムードはしばらく続きそうだ。