現在放送中のseason20の最終回をもってテレビ朝日系ドラマ『相棒』から、反町隆史(47才)が卒業することが発表された。この卒業は、反町の俳優としてのキャリアに大きく影響しそうだ──。
2015年放送開始のseason14から水谷豊(69才)演じる杉下右京の 4代目相棒・冠城亘を演じてきた反町。11月24日放送のseason20第7話で、“相棒”としての出演回数は125回となり、過去最多を記録した。
常に15%前後の高視聴率をマークする人気長寿番組を降板したのは、反町本人の意向だったという。
「『相棒』は高視聴率とはいえ、マンネリ化してきたとも言われています。反町さんとしては、自分が相棒として出演し続けることで、番組が停滞していると感じていたのかもしれません。また、『相棒』のイメージが強くなりすぎていたのも事実で、今後の俳優としての可能性を広げるために、このタイミングでの卒業となったようですね」(テレビ局関係者・以下同)
そんな反町の決断に対し、ネット上では〈40代って人生の転換期かな。だけど反町さんが卒業するのは残念だ…〉、〈反町さんのタフさを活かせるようまた新たな反町さんに期待ですね〉、〈反町さんは、歳を重ねるごとにかっこ良くなってる〉、〈相棒での反町さんは、外見と裏腹に、少し抜けたところのある三枚目キャラっぽい感じですごく好きだった。寂しくなるなー〉などの意見が投稿されている。反町の『相棒』卒業を寂しく思うとともに、今後の反町の活躍を期待する声が多い。
「反町さんは『相棒』に出演したことで、確実に俳優としての評価を高めましたね。それまでは、“ワイルドなイケメン”といったイメージが強かったのですが、冠城亘を演じたことで年相応の魅力や人間味がどんどんにじみ出てくるようになった。奥行きのある演技ができる俳優へと脱皮したと高く評価されています」
毎年2クールにわたり放送される『相棒』は、当然ながら1クールのドラマに比べて撮影にかかる時間も長く、その期間は7か月に及ぶと言われている。
「これまで反町さんは、1年の半分以上を『相棒』に費やしていたこととなります。つまり、スケジュール的に『相棒』以外の仕事を受けるのが簡単ではない状況が続いていたのです。そういう意味では、今回卒業することで、スケジュールに余裕ができて、どんどんいろいろな仕事にチャレンジしやすくなるわけです。また、『相棒』があるということで、スケジュール的に無理だろうとオファーを躊躇していたドラマや映画関係者も多かったはず。今後、反町さんはまさに売れっ子状態になり、多くの作品に登場することになるはずです」