音楽に合わせた可愛らしい踊りを披露するだけでなく、鼻にペンを差し込むなど思わずクスリと笑える小ネタを挟んだ動画をTikTokで精力的に投稿している景井ひな。今年はドラマやバラエティなどテレビ業界にも進出し、「TikTok発」芸能人とも言える彼女だが、TikTokerとしての活動もこれまでと変わらず続けていくという。
大人気TikTokerとして知られる景井ひなは、時に体当たりの撮影にチャレンジするほどのユーモアも相まってか、2019年に投稿を開始して以降、瞬く間にフォロワー数を増やしていった。
今年10月にはTikTokのフォロワー数で国内女性トップの座を獲得。その後もフォロワー数は増加し続け、同月には1000万人を突破している。偉業達成を受けて景井本人は「1000万人は1つの目標ではありましたが、まだまだ通過点」と述べており、今後もさらに人気が上昇していく可能性は大きい。
そんな彼女は今年、インフルエンサーとしてSNSで活動するだけでなく、テレビやラジオにも進出。春に放送開始した情報バラエティ番組『ラヴィット!』(TBS系)で水曜レギュラーに抜擢されたほか、4月からはTOKYO FM『SCHOOL OF LOCK!』内のコーナー「景井ひなのGIRLS LOCKS!」を担当している。
さらに5月配信スタートのショートドラマ『48日後に結婚します。』で女優デビューを果たし、放送中のドラマ『顔だけ先生』(フジテレビ系、10月9日スタート)では地上波連続ドラマに初めてレギュラー出演している。年末の特集ドラマ『倫敦ノ山本五十六』(NHK総合、12月30日放送)への出演も控えており、その名前はティーンを中心としたSNSフォロワーだけでなく、徐々にお茶の間にも浸透していくことだろう。
景井ひなの活躍を「TikTok発芸能人のパイオニア」と評するライターのミクニシオリ氏はこのように語る。
「景井さんはPR投稿への起用も早かったです。彼女がきっかけで、日本のTikTokにおけるマネタイズのロールモデルを知った業界人もいるでしょう。広告の有無は、発信者たちの活動継続には大切です。彼女の活動が、日本のTikTokの可能性を広げたといっても過言ではありません。
なんといっても、学生時代全く芸能活動をしてこなかった彼女が『自己発信から女優になることはできる』という道を示したことは、若者に大きな夢を見せてくれました。バラエティタレントになっていくインフルエンサーはいても、女優となるとまだ数も多くありません。家庭の事情などで活動に制限があるような子でも、やり方を見つけるきっかけになるはずです」