歌手で女優の神田沙也加さん(35)が12月18日、札幌市内のホテルから転落して亡くなり、大きな衝撃が広がっている。神田さんの母で歌手・松田聖子の心痛は深く、所属事務所は「未だこの現実を受け止めることが出来ない状態」であるとの文書を公表した。12月19日に予定されていた都内のディナーショーは急きょ中止となったが、12月31日には「NHK紅白歌合戦」への25度目となる出場が予定されている。出場はどうなるのか。ベテラン芸能ライターが語る。
「聖子さんの心痛は深く、今すぐに判断できる状態ではないでしょう。NHKとしても慎重に待つ方針のようで、ぎりぎりの判断になりそうです。
心配なのは、人一倍責任感の強い聖子さんが、無理をしてしまわないかということです。トリを務めたこともある聖子さんは、紅白にとって大切な存在ですが、今は何より聖子さん自身の心痛を考慮すべきだと周囲は考えています。なにより、紅白は聖子さんと沙也加さんの母娘にとってとても思い入れの強いものですから」
松田聖子と神田沙也加さんは、紅白で2度の母娘同時出場を果たしている。1度目は2011年、母娘共演で坂本九さんの「上を向いて歩こう」を歌唱した。松田の年越しコンサートが行なわれた東京体育館からの中継で、沙也加さんは初出場とは思えぬ伸びやかな歌声を披露し、松田も感激した様子だった。
ただ、それ以上に2人にとって思い出深いのが、2度目の共演となった2014年の紅白だろう。