足首を骨折し、手術を受けた歌手・浜崎あゆみ(43)がInstagramで近況を伝えている。12月17日には、〈毎日のリハビリと、毎日の超音波マシーンのおかげで、とんでもない回復を感じてる。新しく始めたサ活はかなり心身に役立ってる〉とリハビリが順調なことを報告し、〈ギリギリまで、少しでも可能性を感じる事は歯を食いしばってでもやり続けよう。泣くのは全部終わってからだ。ま、その頃わたしスーパーサイヤ人なっとるけどね〉と意気込んだ。
浜崎は11月4日に足首を骨折し、ケガをおして11月6日にライブツアー名古屋公演のステージに立ったところ、ライブ後に体調不良を訴えて救急搬送され、今度はアナフィラキシーショックの診断を受けた。11月7日のライブは中止したものの、12月30日・31日に国立代々木競技場第一体育館にて開催するライブは予定通り行われることが発表されている。
発表当時は〈もう少し静養したほうがいい〉〈休むのも仕事のうち〉と心配の声が多く寄せられたが、浜崎はたゆまぬ努力で回復に向かっているようだ。
聴覚消失・右手負傷・急性気管支炎を乗り越えて
浜崎はかねてより「超人」との呼び声が高い。
「浜崎さんは、2000年には突発性内耳障害を患い、ツアーを一部中止しました。それでも変わらず精力的に歌手活動を続けていたため、多くの人が『それほど問題はないようだ』と受け止めていたと思います。ですが、2008年1月、内耳障害が悪化したせいで左耳の聴覚をほとんど失っていることを公表し、世間に衝撃を与えました。
そのとき、浜崎さんは『残されたこの右耳がいけるところまで、限界まで、歌い続ける』とコメントしていました。誰もが彼女の歌手生命がそれほど残されていないことを予想しましたが、今年でデビュー23周年です。片耳の聴力を失っても歌手としてキャリアを積み重ねてきた裏には、きっと想像を絶する苦労があったはずです」(音楽ライター)
さらに2008年12月24日には、過労による貧血で高所から落下。転倒し右手を負傷する事故もあった。全治3週間の怪我を負い、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)への生出演はキャンセルした。しかし、本人の強い意向により、カウントダウンライブとNHK紅白歌合戦は、「医師と相談の上、条件付きで」出演してみせた。
2020年元日には、〈私、昨年末に天使を産みママになりました〉と公式ファンクラブサイトで発表した。
「発表の際、浜崎さん本人は〈まだまだ思うように両立できずに自分にがっかりする日もたくさんありますが~〉とコメントしていましたが、出産直後と思われる2019年大晦日にも例年通りカウントダウンライブを開催しており、夏にはライブツアーで全国を巡っていました。
さらに2020年10月には第2子妊娠を発表し、2021年5月1日に出産を報告。新型コロナウイルス感染拡大のため無観客での開催ではありましたが、2020年末にもカウントダウンライブを行う予定でした。結局サポートメンバーがコロナに感染し、浜崎が濃厚接触者に該当したため中止されたのですが、開催するつもりだった時点でびっくりですよね」(前出・音楽ライター)
ほかにも2017年、過労による急性気管支炎で公演当日にライブを中止したが、4日後には復活するなど、浜崎あゆみの超人的なエピソードは枚挙にいとまがない。おそらく驚異的な身体能力というよりは、プロ意識の高さによるものだろう。とはいえ、ファンもあゆの元気が一番。くれぐれも体調に気をつけて。