「相変わらず、病気知らずで元気にやってますよ」。本誌・週刊ポストにそう話すのは、北海道・弟子屈町に住む80代男性のA氏。2021年7月、新型コロナのワクチンを不正に4回接種したとして全国紙に報じられた男性だ。
町外の医療機関に出入りする仕事をしていたA氏は、4月と5月に医療従事者枠でファイザー製ワクチンを先行接種し、6月と7月に自治体の高齢者枠でまたファイザー製ワクチンを打った。
当時、本誌の取材に「副反応は一切なし。腕の痛みもなく、熱も一度も出ていない」と語っていたA氏。
現在、政府はブースター接種を進めており、医療従事者枠ではすでに3回目が始まっているが、A氏はどうするのか。
「まだ接種案内の通知が来ていないんですが、早く打ちたいです。私にとっては5回目ですけどね(笑)。11月に医療従事者向けの抗体検査があり、私の抗体値は通常の人より非常に多かったみたいで、やっぱりたくさん打ったのが効いているんだなぁと思いました。
オミクロン株も出てきたし、仕事も続けているので感染の心配は尽きません。もっと抗体を付けなきゃと思っておるんです」(A氏)