女優の後藤久美子(47才)と1996年に事実婚をし、結婚27年目を迎えた元F1ドライバーで資産家のジャン・アレジ(57才)が、とんだ騒動を引き起こした。フランス南東に位置するアビニョン市の郊外で爆発音が響いたのは12月19日(現地時間)の夜10時頃。「パンッッ!」というあまりの爆発音に近隣住民が飛び出すと、その目の前を走り抜けたのは無灯火のBMW。警察が車のナンバーの身元を照会すると、アレジの兄が経営する店名義の車と判明した。
兄が逮捕されたが、事件の翌日、警察署に出向いたのはアレジ。「自分がその車を使ってやった。兄は関係ない」と告白。兄は釈放され、代わりにアレジが起訴された。
アレジは、イタリアで購入した爆竹を、妹の元パートナーの事務所に仕掛けたと供述した。今回、BMWの運転をしていたのは長男でレーサーのジュリアーノ(22才)だった。ジュリアーノの所属事務所は「逮捕、裁判等の事実はありません」とコメントしている。
アレジは「悪い冗談だった」と検事に説明しているが、地元検察はそうとは捉えておらず、今後、裁判で裁かれる予定だという。
最悪のタイミングの最悪な事件
アレジが“悪い冗談”という供述を貫いたのは、今回の事件が“悪いタイミング”だったからかもしれない。
「長女のエレナ(25才)が日本での芸能活動に本腰を入れるタイミングですからね」
とは、テレビ局関係者。
「エレナは1月16日から始まるドラマ『DCU』(TBS系)で女優デビューすることが決まっています。大晦日にはその番宣でバラエティーにも出演していました。局側は大きな期待を寄せていたのですが、事件のせいで変な注目のされ方をしてしまい、困惑しています」
頭が痛いのは長男でレーサーのジュリアーノ(22才)の関係者も同じだろう。
「彼はトヨタのドライバーとして日本最高峰のカーレース、スーパーGTに本格参戦することが発表されたばかりでした。F1と同様のマシンを使うレースにも参戦する予定になっています。日本国内ではなかなかスターが登場しなかったモータースポーツ界にとって、ジュリアーノは話題性も実力も併せ持つ待望の存在。ジュリアーノ自身も、2022年は母親の生まれ育った日本を拠点に活動していくことを公言しています」(スポーツ紙記者)