ライフ

脊柱管狭窄症、初期症状のサインと神経の位置で変わる3タイプの症状

脊柱管狭窄症の初期症状サイン

脊柱管狭窄症の初期症状サイン

 ここ10年で発症者数が増加し、その数は今や400万人近くにものぼるという脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなった結果、内部の神経が圧迫され、痛みやしびれを引き起こす病気だ。

 圧迫される神経の部位によって症状も治療方法も異なる。手術をしなくても生活習慣の見直しで改善するタイプ、手術しなければ重症化するタイプ、どちらにせよ早期発見が大原則だ。まずは自分のタイプを知ろう。

樹木に見立てて 神経の位置を把握

「人間の体を木に例えると、太い神経が集まっている脊柱管は幹の部分。そこから腰や手足へ向かって広がるように伸びていく神経が、枝の部分。脊柱管狭窄症は、この幹自体が圧迫される『馬尾型』、枝部分が圧迫されている『神経根型』、両者併せ持つ『混合型』に分類されます」と説明するのは、福島県立医科大学教授の紺野愼一氏だ。

 枝分かれしている神経根が圧迫されると、枝に沿って症状が出ることから、右か左のどちらかだけにしびれや痛みを感じる。幹である馬尾が圧迫されると、左右両方の広範囲に症状が出る。放置すると年々少しずつ悪化し、歩行困難、そして寝たきりへと至る。

 神経根型では、薬や注射で症状を軽減させつつ、運動や日常生活の工夫によってゆっくり改善させていくパターンが多い。逆に、馬尾型は早めに手術を検討すべきだが、術後には劇的に改善することも。メリットとデメリットをよく照らし合わせ、自分に適した療法を選びたい。

関連記事

トピックス

精力的な音楽活動を続けているASKA(時事通信フォト)
ASKAが10年ぶりにNHK「世界的音楽番組」に出演決定 局内では“慎重論”も、制作は「紅白目玉」としてオファー
NEWSポストセブン
2022年、公安部時代の増田美希子氏。(共同)
「警察庁で目を惹く華やかな “えんじ色ワンピ”で執務」増田美希子警視長(47)の知人らが証言する“本当の評判”と“高校時代ハイスペの萌芽”《福井県警本部長に内定》
NEWSポストセブン
ショーンK氏
《信頼関係があったメディアにも全部手のひらを返されて》ショーンKとの一問一答「もっとメディアに出たいと思ったことは一度もない」「僕はサンドバック状態ですから」
NEWSポストセブン
悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン
ショーンK氏が千葉県君津市で講演会を開くという(かずさFM公式サイトより)
《ショーンKの現在を直撃》フード付きパーカー姿で向かった雑居ビルには「日焼けサロン」「占い」…本人は「私は愛する人間たちと幸せに生きているだけなんです」
NEWSポストセブン
気になる「継投策」(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督に浮上した“継投ベタ”問題 「守護神出身ゆえの焦り」「“炎の10連投”の成功体験」の弊害を指摘するOBも
週刊ポスト
長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
九谷焼の窯元「錦山窯」を訪ねられた佳子さま(2025年4月、石川県・小松市。撮影/JMPA)
佳子さまが被災地訪問で見せられた“紀子さま風スーツ”の着こなし 「襟なし×スカート」の淡色セットアップ 
NEWSポストセブン
第一子出産に向け準備を進める真美子さん
【ベビー誕生の大谷翔平・真美子さんに大きな試練】出産後のドジャースは遠征だらけ「真美子さんが孤独を感じ、すれ違いになる懸念」指摘する声
女性セブン
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン