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脊柱管狭窄症、初期症状のサインと神経の位置で変わる3タイプの症状

脊柱管狭窄症の初期症状サイン

脊柱管狭窄症の初期症状サイン

 ここ10年で発症者数が増加し、その数は今や400万人近くにものぼるという脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなった結果、内部の神経が圧迫され、痛みやしびれを引き起こす病気だ。

 圧迫される神経の部位によって症状も治療方法も異なる。手術をしなくても生活習慣の見直しで改善するタイプ、手術しなければ重症化するタイプ、どちらにせよ早期発見が大原則だ。まずは自分のタイプを知ろう。

樹木に見立てて 神経の位置を把握

「人間の体を木に例えると、太い神経が集まっている脊柱管は幹の部分。そこから腰や手足へ向かって広がるように伸びていく神経が、枝の部分。脊柱管狭窄症は、この幹自体が圧迫される『馬尾型』、枝部分が圧迫されている『神経根型』、両者併せ持つ『混合型』に分類されます」と説明するのは、福島県立医科大学教授の紺野愼一氏だ。

 枝分かれしている神経根が圧迫されると、枝に沿って症状が出ることから、右か左のどちらかだけにしびれや痛みを感じる。幹である馬尾が圧迫されると、左右両方の広範囲に症状が出る。放置すると年々少しずつ悪化し、歩行困難、そして寝たきりへと至る。

 神経根型では、薬や注射で症状を軽減させつつ、運動や日常生活の工夫によってゆっくり改善させていくパターンが多い。逆に、馬尾型は早めに手術を検討すべきだが、術後には劇的に改善することも。メリットとデメリットをよく照らし合わせ、自分に適した療法を選びたい。

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