フォトエッセイ『安田美沙子のRunから始まる笑顔な暮らし』(小学館)を手にする安田美沙子 ヘア&メイク NANA/撮影 黒石あみ(小学館)

フォトエッセイ『安田美沙子のRunから始まる笑顔な暮らし』(小学館)を手にする安田美沙子 ヘア&メイク NANA/撮影 黒石あみ(小学館)

子どもができないかもしれない……そんな妊活経験も

 話を聞いていると本当に“芯”がある。芸能界での癒やし系イメージは窮屈ではなかったかと尋ねると「窮屈ではなかったんですけど、“どこが?”と思っていました。めっちゃアクティブだし、多分、お付き合いした方はみな気が強いなと思っていたと思います。“つっよ!”みたいな(笑)」とあっけらかんと答えてくれる。

 実生活も非常にアクティブであり、スケジュールの空き時間があると、つい予定を入れてしまう。それはアウトプットの多い芸能界の仕事においてインプットとして重要な役割を果たすと同時に、新たな自分の喜びや才能に出会えるきっかけとしても機能している。

「また、京都人だからかもしれませんが、走ることで自分の“芯”がさらに強くなりました。また家族ができて初めて、土日を休むということも知れた。土日が休みだってこれまで知らなくて、休んでいいんだ、楽しんでいいんだというメリハリも。そこから余裕も生まれ、料理にもこだわるように。今最も大切なのは家族・子ども」

 食育にも力を入れた。家族で食事をして「おいしいね」というだけで子どもの脳や聴覚の刺激になる。テレビを消して、家族との会話の時間に集中することで人格形成にもつなげていく。

 ちなみに妊活経験も。詰まった卵管を治す手術で初の全身麻酔を。だがこれもポジティブに捉えた。子どもができないかもしれない辛さや不安より、一つの経験として考えることができた。それも「走ることを覚えたからかもしれません」と語る。

 そんな彼女も今年40歳に。「人生100年時代ですから40代は無理しなくても若い。それに体のメンテナンスをすると効果がてきめんなので逆に磨きがいがあるんですよ」とポジティブに迎える。彼女が今後、どこまで快活に“走り”続けていくのか。とても楽しみだ。

(文/衣輪晋一)

関連記事

トピックス

あごひげを生やしワイルドな姿の大野智
《近況スクープ》大野智、「両肩にタトゥー」の衝撃姿 嵐再始動への気運高まるなか、示した“アーティストの魂” 
女性セブン
OZworldの登場に若者が殺到した
《厳戒態勢の渋谷ハロウィン》「マジで両方揉まれました」と被害打ち明ける女性…「有名ラッパー」登場で一触即発の乱闘騒ぎも
NEWSポストセブン
天海のそばにはいつも家族の存在があった
《お兄様の妹に生まれてよかった》天海祐希、2才年上の最愛の兄との別れ 下町らしいチャキチャキした話し方やしぐさは「兄の影響なの」
女性セブン
川村
【北海道・男子大学生死亡】脚には「龍のタトゥーシール」…逮捕された川村葉音容疑者(20)の同級生が明かす「暴力的側面」と「恋愛への執着心」
NEWSポストセブン
満を持してアメリカへ(写真/共同通信社)
アメリカ進出のゆりやんレトリィバァ「渡辺直美超えの存在」へ 流暢な英語でボケ倒し、すでに「アメリカナイズされた笑い」への対応万全
週刊ポスト
ライブペインティングでは模様を切り抜いた型紙にスプレーを拭きかけられた佳子さま(2024年10月26日、佐賀県基山町。撮影/JMPA)
佳子さま、今年2回目の佐賀訪問でも弾けた“笑顔の交流” スプレーでのライブペインティングでは「わぁきれい!うまくできました!」 
女性セブン
傷害致死容疑などで逮捕された八木原亜麻容疑者(20)、川村葉音容疑者(20)、(右はインスタグラムより)
【北海道男子大学生死亡】逮捕された交際相手の八木原亜麻容疑者(20)が高校時代に起こしていたトラブル「友達の机を何かで『死ね』って削って…」 被害男性は中学時代の部活先輩
NEWSポストセブン
木曽路が“出禁”処分に(本人のXより)
《胸丸出しショット投稿で出禁処分》「許されることのない不適切な行為」しゃぶしゃぶチェーン店『木曽路』が投稿女性に「来店禁止通告」していた
NEWSポストセブン
東京・渋谷区にある超名門・慶應義塾幼稚舎
《独占スクープ》慶應幼稚舎に激震!現役児童の父が告白「現役教員らが絡んだ金とコネの入学ルート」、“お受験のフィクサー”に2000万円 
女性セブン
佳子さまの耳元で光る藍色のイヤリング
佳子さまが着用した2640円のイヤリングが驚愕の売れ行き「通常の50倍は売れています」 地方公務で地元の名産品を身につける心遣い
週刊ポスト
傷害致死容疑などで逮捕された八木原亜麻容疑者(20)、川村葉音容疑者(20)(インスタグラムより)
【北海道男子大学生死亡】 「不思議ちゃん」と「高校デビュー」傷害致死事件を首謀した2人の女子大生容疑者はアルバイト先が同じ 仲良く踊る動画もSNS投稿
NEWSポストセブン
いわゆる“ガチ恋”だったという千明博行容疑者(写真/時事通信フォト)
《18才ガールズバー店員刺殺》被害者父の悲しみ「娘の写真を一枚も持ってない。いま思い出せるのは最期の顔だけ…」 49才容疑者の同級生は「昔からちょっと危うい感じ」
女性セブン