昨年末の『紅白歌合戦』で安定感のある司会進行を務め、人気もうなぎのぼりのNHK和久田麻由子アナ(33)。「ポスト有働由美子アナ」の地位を固める和久田アナには、フリー転身も噂される。
「有働アナのほかにも、膳場貴子アナや住吉美紀アナが、紅白での司会を経験した後にフリーになりました。和久田アナもいずれその道を歩むのではないかとの声も聞こえてきます」(NHK局員)
本誌・週刊ポストが報じた「各局人気女子アナ30人『フリーになったら、この値段!』」(2019年3月15日号)では、和久田アナがフリーに転身した場合、年収は推定7000万円とされた。その後、五輪や紅白司会を経て市場価値は上がり続けており、「現在は推定1億円を優に超える」(大手広告代理店社員)という。
「ルックスだけでなく、MCやナレーションまでこなせてアナウンス力がある。評価は上がる一方です。好感度も高く、低視聴率にあえぐ民放としては喉から手が出るほどほしい女子アナでしょう。有働アナ以上の価値を見出している局もあるはずです」(女子アナ評論家の丸山大次郎氏)
だが演出家のテリー伊藤氏は、「NHK残留」を強く望む。
「彼女はNHKという土壌があるからこそ映える存在です。フリーとなって民放の色に染まってしまうと彼女の魅力が損なわれかねない。NHKにとどまって子供番組や科学番組など幅広い分野の番組を担当して、NHKを内部から変えてほしい。NHKの上層部には、『何としても和久田を離すな』と言いたいですね」
偉大なる先輩を超えた最強のNHKアナはどこに進むのか。
※週刊ポスト2022年1月28日号