5年ぶりにメンバーの入れ替えがあった『笑点』(日本テレビ系)の大喜利コーナー。レギュラー陣の高齢化が進むなか、5年後に舞台に立っているメンバーは誰か。有名落語家、評論家が「出る人」「入る人」を大胆予想する。(全4回の第1回)
世代交代が一気に加速
今年で56年目を迎える国民的長寿番組『笑点』。1月23日には大喜利の新メンバーとして桂宮治(45)がお披露目され、視聴者の関心を集めた。大喜利メンバー交代は実に5年ぶりのことだ。
昨年12月19日放送で林家三平(51)の“卒業”が発表された際、かつて『笑点』でアシスタントを務めた落語家のヨネスケ(73)が、自身のユーチューブチャンネルで「後任メンバー候補の一人」として名前を挙げたのが宮治だった。ヨネスケが語る。
「宮治はうまいし、瞬間の即応が求められる大喜利コーナーでも、ポンポン切り返して掛け合いができる。楽屋でも面白くて、彼がいると部屋が明るくなるんだよ。宮治は気配りができて、細かいところにも目が行き届くから、あのメンバーの中に入ってもうまくやっていけるはず。実にいい人選だったと思う」
宮治は元化粧品のトップセールスマンという経歴の持ち主で、31歳にして桂伸治に入門。メキメキと頭角を現わし、異例の5人抜きで真打ちになった実力派だ。世間では45歳といえば中堅だが、『笑点』では最年少の“若手”メンバーとなる。
「『笑点』では何よりも他のメンバーとのバランスが大切。彼のウリである歯に衣着せぬ物言いで、元気いっぱいにやってほしいね」(ヨネスケ)