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中島知子が移住した大分で「地元から愛される存在」になるまで

大分での充実した生活ぶりを語った中島知子

大分での充実した生活ぶりを語った中島知子

 かつてはテレビで見ない日はないほどの超売れっ子だった女性芸人・中島知子(50)が、2021年末のバラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)のスペシャルにサプライズ出演。16年前に番組レギュラーだった中島の突然の登場に、ナインティナインの2人ら現在のレギュラー陣も驚きを隠せない様子だったが、久しぶりの登場に盛り上がった。

 さらに番組内で明かされたのが、中島が現在「大分に移住しタレントとして活動している」ということだ。意外な近況にSNS上では驚きの声が上がったが、なぜ中島は大分に移住したのか。取材を申し込むと、大分県別府市で本人に会うことができた。

 中島は移住した理由をこう語る。

「2018年の6月頃からこちらに来ました。40代までずっと忙しくしていて疲れてたし、幼い頃からのアトピー体質が20代、30代の頃は落ち着いていたのに40代になってから悪化したのもあって、本格的に体質改善したかった。それには湯治が一番だろうと考え、候補地は熱海か箱根か別府かと考えていた。なかでも別府は若手時代からロケで来たりロケ帰りに立ち寄ったりと馴染み深かったんです。私の3冊目の写真集『煙夏 ENKA』を撮ったのも別府だったし、夕暮れの中の湯煙とか本当に風情があってね。ここでしばらく暮らしてみようと思ったんです」

 とはいえ、移住してすぐにテレビの仕事をしたわけではなかった。

「しばらくは仕事をせず海辺でブラブラしたり仲のいい友達に食べさせてもらっていましたが、いつまでもそうもしてられない。たまに東京からテレビのお話が来ても私の過去に関するテーマばかりでうんざり。これからどうしようと考えている時、将来いつかやりたいと思っていたカラオケスナックが頭をよぎりました。気の合う仲間で歌って飲んでわいわい楽しめる小さなカラオケスナックが理想で。本当はもう少し後でやりたかったんだけど、今年で50歳になるし、やってみっか~、だけどいざスナックを開業するとなったら何も知らないに近くて。どこかで少しだけ修行させてもらえんかな? ついでにバイト代も入ったらラッキー! という安易な気持ちで、顔の広い知り合いから、あるママさんを紹介していただいたんです」

 ここで中島は人生初の夜の仕事をすることになる。

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