芸能

大人も中毒者続出のP丸様。魅力は「不穏な歌詞と明るい声」のギャップ

P丸様。(YouTubeより)

国技館での初「バーチャルワンマンライブ」を成功させたP丸様。(YouTubeより)

 YouTuberの枠を超えたマルチエンターテイナーの「P丸様。」が今、子供から大人まで様々な年齢層から注目を集めている。「小学生に人気のYouTuberランキング」(2021年11月発表。FULMA)ではトップ5にランクインし、昨年12月には初のワンマンライブも成功。なぜ彼女は多くのファンを虜にしているのだろうか。

 少女のキャラクターで、主にイラストや漫画にアフレコをする形の短編動画を投稿し、2017年から本格的にYouTubeでの活動を開始した「P丸様。」。音楽やゲーム実況、ショートアニメなどの動画を投稿しており、YouTubeチャンネル登録者数は230万人超。TikTokでも活躍し、登録者数120万人、いいね数は3200万を超える。

 声優や音楽活動も精力的に行い、昨年3月には初のフルアルバム『Sunny!!』をリリース。収録曲の「シル・ヴ・プレジデント」が爆発的な人気を呼び、動画投稿サイトには“踊ってみた”動画が多数出現した。YouTubeで公開された同楽曲のMVはこれまで6000万回以上再生されているほか、「TikTok流行語大賞2021」にもノミネートされた。

 冒頭で触れた東京・両国国技館での初ワンマンライブでは、3Dモデルのバーチャル映像でありながら、満員の会場を熱狂の渦に巻き込んだ。現地に足を運んだライターの草野英絵氏は「P丸様。」の魅力と当日の様子をこのように振り返る。

「キュートな声や独特な喋り方・イラストなど全て個性的で、どの活動においても観ている者を笑顔にするパワーと創意工夫があります。何より、ご自身が楽しそうに活動しているところが最大の魅力ではないでしょうか。

 先日の初ワンマンライブでも、老若男女幅広い層のファンが来場しており、親子連れも多く、揃ってペンライトを振って楽しんでいた姿が印象的でした。また、ご本人のパフォーマンスからも、ファンひとりひとりを大切にしている様子が感じられ、バーチャルなポップアイコンというよりは、1人のアーティストとしての存在感が際立っていました」

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