経済学を専門とする有名学者が目下、取り組んでいるテーマが「脱毛」。人生が変わったと話す脱毛の効果とは──。
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「テレビ出演や、取材で写真を撮ってもらう度に自分の顔を見るわけですが、顎周りが青くなっているのが嫌で嫌で。とくに最近はコロナ禍でリモート会議も増えて、自分の顔を見る機会がますます増えた。その度に“青いな。汚いな”と思うので、いっそ全部抜いてしまうことにしたんです」
こう話すのは、慶應大学経済学部教授の坂井豊貴氏(46)。読売新聞、朝日新聞の書評委員を歴任し、代表著書『多数決を疑う』(岩波新書)は高校の国語教科書にも載る。その他、多くの著書が各国で翻訳されており、テレビのコメンテーターとしても活動している。
そんな坂井氏がヒゲ脱毛に挑んだのは昨年春のことだった。
「40代になると一層ヒゲが濃くなって、この10年くらいはヒゲを剃るのが面倒でたまらなかったんです。日々、忙しくしているなかで、ヒゲ剃りにかかる7~8分の時間は無駄だと思っていました。カミソリの替え刃費用もバカにならないですからね」(坂井氏)
ヒゲ脱毛を決意した坂井氏は、全国のクリニックをつぶさに調べた末、大手美容クリニックAを受診した。
「なかなか費用について明示しないクリニックもあったなか、Aは明朗会計だったことに加え、『痛いですか?』と質問したら『それなりに痛いです』と正直に答えてくれた。ここなら信頼できると感じました」(同前)
脱毛には大きく分けて、レーザー脱毛器を使って医師が行なう「医療脱毛」と、エステティシャンなどが光脱毛器などを用いて施術する「美容脱毛」がある。坂井氏が選んだのは前者で、長期的な減毛効果が期待できることから「永久脱毛」とも呼ばれる。費用は1セット6回で6万円だった。
坂井氏は脱毛の経過について、自身のツイッターで、〈痛みの質感は、小さな花火をバシュッと毛穴に当てられる感じ。最初びっくりした〉〈一回目は涙がにじむほど痛かったが、施術から二週間くらいすると、見て分かるほど薄くなった〉などと詳細に報告。それが話題を呼び、時にはフォロワーから〈ビフォーとアフターと途中経過の写真見たいです!〉という書き込みも見られた。
「1回の施術は10分程度。僕の場合は1セット(6回)を終えて顎の青みがなくなった。毎朝のヒゲ剃りの煩わしさから解放され、快適そのものです。人生が変わりましたね。もっと早くやっておけば良かった」
スッキリと白いあごを撫でながら、嬉しそうにこう語る坂井氏。しばらく間を置いてから2セット目の施術を受け始める予定だという。計12回の施術で、坂井氏のヒゲ脱毛は終了となる。