今年4月いっぱいでフジテレビを退社することが発表された久慈暁子アナ(27)。退社と同時に、現在メインキャスターとして出演中の『めざましどようび』ほか、すべてのレギュラー番組から卒業することが決定している。民放局のエースでありながら卒業後“古巣に頼らなかった”アナウンサーといえば、元TBSの田中みな実アナ(35)や、元テレビ東京の鷲見玲奈アナ(31)がいるが、久慈アナはこの2人と共通点があるという。
田中アナと鷲見アナの退社時について、民放ディレクターはこう話す。
「田中みな実アナは、早々に“ぶりっ子キャラ”を確立し、局アナ時代からバラエティー番組に引っ張りだこでした。しかし、彼女はどうしても情報番組のMCをやりたいという思いが強く、27歳で同局を退社した。退社直後は同局でバラエティーのMCを担当するも、どんどん仕事がなくなっていき、一時は『週の半分が休みだった』と明かしています。一方の鷲見アナは、テレ東で人気が最高潮の時期に、同局の先輩アナとの“不倫疑惑”が報じられた。本人は完全否定したもののレギュラー番組は消滅。2020年3月に退社し、新たなスタートを切った」
現在では、田中アナ、鷲見アナともに、アナウンサーとしてだけではなく、グラビアモデルや女優としても活動の幅を広げ、絶大な人気を誇っている。「その共通点はずばり、女性ウケです」と明かすのはテレビ局関係者だ。
「田中さんが2019年12月に発売したファースト写真集『Sincerely yours…』(宝島社)は、発売後1か月半で累計発行部数60万部を超える大ヒットとなった。実はその購入者の大半が女性で、その後、田中さんはグラビアだけではなく、ファッション誌や美容雑誌でも活躍するようになりました。
鷲見さんも、フリーになってからは“ぶっちゃけキャラ”に大転身。『私、ボトックスを打っています』『(主に二の腕と肩です)』とまで明かして女子の心を鷲掴みにし、昨年発売した写真集では健康的な美ボディを披露。田中さんと鷲見さんの写真集の共通点はウリが『女性たちのなりたいカラダ』となっているところ。『下着でもエロくない』『とにかくキレイ』と、同性からの支持が高まっているんです」
久慈アナとこの2人との共通点も、「女性ウケ」なのだという。フジテレビ関係者はこう話す。
「もともとモデルやグラビアで活躍していた久慈アナは女性人気が高いんです。彼女が日常や私服のコーディネートを公開しているインスタグラムのフォロワーは約46万人とインフルエンサー的存在。田中みな実アナが紹介した日焼け止めやメイク落としがすぐに売り切れとなった前例があることから、今後久慈アナと『コラボ』したい企業はすでに山のようにいると聞きます。
また、久慈アナはモデル経験があることから、“女性が憧れるような”水着姿での撮影には抵抗がない。田中アナや鷲見アナのように、女性人気を集める写真集を出せるのではないかと期待がかかっています。もともとタレント性が買われて同局に入社した久慈アナだけに、今後はさらに活動の場面が広がるのではないでしょうか」
前途は洋々だ。