1月下旬、都内の会員制ジムの前に小柄な女性の姿があった。
白いロングダウン、レギンス、スニーカー、目深にかぶったキャップ姿でもひときわ目を引くその女性が、いまをときめく田中みな実(35才)だと気づくものは誰もいなかった。
「彼女が通っているのは、女優さんが多く通う超人気スポーツジムです。日常生活ではとらない体勢で、じっくりと筋肉を動かすことで、しなやかで美しいボディを作るのだとか。田中さんは大切な撮影の前日には、必ずここのジムで体のメンテナンスをしているそうですよ」(ファッション誌編集者)
田中は“美のカリスマ”とも呼ばれ、ファッションや美容に妥協を許さない。ときに、他人の私服についてもアドバイスすることがあるようだ。
お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太(44才)は1月に、自身のラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)で、田中から壮絶なダメ出しを受けたと告白している。
バラエティ番組『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)のイベントが行われたときのこと、山里の私服を見た田中が、「ダサすぎる」「その服装でスタジオまで来たんですか?」と容赦なく指摘したという。
「山里さんは黒のトレーナーに紺のパンツを合わせたシンプルな服装だったのですが、田中さんからすると、“ありえないほどダサい組み合わせ”だった。番組スタッフは彼女の美意識の高さに驚愕し、自分もセンスがないと思われているのでは、と冷や汗をかいたそうです(笑い)」(テレビ朝日関係者)
他人の私服を一刀両断するだけあって、彼女の「ジム通いコーデ」は完璧に計算されている。
白いダウンはフランス生まれのファッションブランド「モンクレール」の2021年冬の新作で、一部サイトでは約34万円で販売されている。さらに、スニーカーは「DIOR」のもので、13万円以上するものだ。
女性芸能人を多く担当するスタイリストはこう語る。
「モンクレールのダウンは防寒性が抜群で、屋外撮影の待ち時間などに欠かせないアイテムとして、多くの女優さんが愛用しています。
でも、お値段が可愛くない分、多くの方が汚れにくいブラックを購入するのですが、そこはさすが田中さん。ホワイトを買うとは流石だなと思いました」