世界中で愛されるもっとも有名なビーグル犬「スヌーピー」。実は今年は、スヌーピーの生みの親であるチャールズ・M・シュルツ氏(1922年11月26日~2000年2月12日)の生誕100周年の記念すべき年。このアニバーサリーイヤーに、東京・町田市にある「スヌーピーミュージアム」のみどころを潜入レポート! そこには、大人こそ楽しめるハッピーな世界が広がっていました。
「ピーナッツ」は大人の哲学書
スヌーピーが登場するコミック『ピーナッツ』は、アメリカの新聞7紙で約50年間連載された4コマ漫画だ。生みの親であるチャールズ・M・シュルツ氏は、75才の誕生日プレゼントとして取った5週間の休み以外、亡くなる直前の1999年12月の引退宣言まで、1日も休まずに1万7897日分のコミックを毎日描き続けた。
スヌーピーミュージアムの二本木真実さんは、「記念すべき生誕100周年に、大人にこそスヌーピーの世界を楽しんでほしい」と笑顔を見せる。
「子供の頃はキャラクターとして身近な存在だったスヌーピーですが、大人になってコミックを読んでみると、純粋にクスッと笑って癒される話から、深く考えさせられる哲学的なエピソードまで、4コマだけで表現するその手腕に改めて魅了されます。企画展では貴重な生の原画の展示も。じっくり見ると文字もすべて手書きで、絵にはあまり描き直しがないことに気づくはず。シュルツさんの手仕事をぜひ堪能してみてください」
【1】フォトスポットが盛りだくさん!
館内には写真映えするスポットが多数点在。なかでも人気は、2Fのスヌーピー・ルームにある、スヤスヤと眠る全長約8mの巨大なスヌーピー! ビーグル犬がずらりと並ぶ3Fのテラスや、昨年11月に新しく登場した巨大なドッグハウスも要チェック。
【2】「ピーナッツ」の仲間たちに出会える
コミック『ピーナッツ』は、1950年10月2日よりアメリカの新聞7紙で連載をスタート。大人は登場せず、スヌーピーの飼い主であるチャーリー・ブラウンをはじめ、愉快な子供たちによる物語が描かれている。3Fではシュルツ氏の歴史とピーナッツの仲間たちの性格などを詳しく知ることができる。
【3】生の原画をじっくり鑑賞できる
常設展に加え、シュルツ美術館が所蔵する貴重な原画を鑑賞できる企画展も見逃せない。現在は「笑顔」をテーマにした『しあわせは、みんなの笑顔』展を開催中(2022年7月10日まで)。豊かな笑いを描いた原画(複製原画も含む)約60点が集結。こんな時代だからこそ、ピーナッツの仲間たちと一緒に思いっきり笑っちゃおう!