ダウンタウンの松本人志(58才)と東野幸治(54才)が新型コロナウイルスに感染したことを受けて、2月20日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)は2人とも欠席。東野の代役として、A.B.C-Zの河合郁人(34才)が番組MCを務めた。また、松本が濃厚接触者となり欠席した1月30日放送回に出演した、ものまね芸人のJP(38才)も再度登場。今回も松本のものまねを披露した。
松本の代役として『ワイドナショー』に出演したことも大きな話題となり、今まさにブレイク寸前といった勢いを見せているJP。『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジテレビ系)、『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)、『今夜はナゾトレ』(フジテレビ系)、『ラヴィット!』(TBS系)など、多くのバラエティー番組に出演している。
「もともとJPさんはものまねの実力も高く評価されていましたが、やはり松本さんのものまねのクオリティーの高さが衝撃を与えましたね。また、麒麟の川島明さんのものまねができるというのも大きい。いまちょうどMCとして活躍している芸人さんのものまねができるということで、まさに“代役”としての需要もあるし、単純に本人と共演させたいと考えるスタッフも多い。これからもっとテレビ番組出演は増えていくのではないでしょうか」(テレビ局関係者)
JPだけでなく、コロナ禍の影響もあり、ものまね芸人に対する注目度が高まっている。
「レギュラー出演者がコロナに感染したり濃厚接触者となったりした場合の代役として、ものまね芸人がでれば、間違いなく番組も盛り上がりますからね。そして、最近は本当にクオリティーの高いものまね芸人が増えているんですよ。くりぃむしちゅー上田さんなどのものまねをするガリベンズ矢野さんも仕事を増やしています。特に、JPさんやガリベンズ矢野さんに共通するのは、人気芸人のものまねをするということ。かつては“芸人のものまねをするものまね芸人”は少なかったんですが、最近は増えている印象があります。しかも、“パクリ”にはならず、オリジナリティーのある“おもしろいネタ”になっているのもすごいですね」(同)
定番コンテンツとなっている「ものまね番組」
ものまね番組は、古くからテレビの定番コンテンツとなっている。フジテレビ系『ものまね王座決定戦』、『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』、日本テレビ系『ものまねグランプリ』は、いずれも毎年放送されており、数多くのものまね芸人がその芸を披露している。また、フジテレビ系『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』のような変化球のものまね番組も人気だ。エンタメ事情に詳しいライターの大塚ナギサ氏はこう話す。