北京五輪で注目された競技のひとつ、フィギュアスケート。坂本花織(21才)の女子シングル銅メダル獲得は2010年バンクーバー五輪銀メダルの浅田真央(31才)以来、日本人女子で4人目のメダリストとなり、日本中を沸かせた。
10年以上も第一線で活躍し続けた浅田は、2017年に引退。その後は、この坂本と、今回は故障で出場が叶わずも、グランプリファイナルや四大陸選手権で世界一に輝いた紀平梨花(19才)が盛り上げてきた。北京五輪では、史上5人目のトリプルアクセル成功をさせて5位に入賞した樋口新葉(21才)と、17才で五輪に初出場した河辺愛菜も知名度を上げた。
そんな中で“異色のフィギュアスケーター”として知られるのは、4才から女優業との二刀流で活動し続ける本田望結(17才)だ。
7才だった2011年に視聴率40%を記録した大ヒットドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)の子役でブレーク。当時から「4才でデビューしたお芝居よりも、3才で始めたフィギュアスケートの方がキャリアが長いんです」と、氷の上を主戦場にしていた。
本田家は、兄の本田太一(23才)、姉の本田真凛(20才)、そして妹で女優の本田紗来(14才)と、4きょうだい全員がフィギュアススケーター。中でも、姉の真凛選手は、2016年の世界ジュニア選手権を優勝したことで、一時は“ポスト浅田真央”と言われていた。
しかし、真凛は、ケガや体調不良もあって伸び悩み、昨年10月には2年後の大学卒業と同時での引退を示唆した。
フィギュア関係者は、「それでも、望結さんは『お姉ちゃんと一緒に全日本フィギュア選手権に出るのが夢。それが叶うまではスケートはやめられない』と燃えている」と語る。