「おれ、失うものないから。全部しゃべるから」。芸能界の“事情通”は、怒気をはらんだ声でそう言うと、これまで語ってこなかった裏話をYouTubeで暴露し始めたのだ。この男の名は東谷義和氏。40代後半でアパレル会社の社長である東谷氏は、芸能人との接点を多く持つ経営者の1人で、これまで「X氏」という匿名で世間を騒がせてきた。
2020年5月、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて“来県自粛”を求めていた沖縄県で、山田孝之(38才)や新田真剣佑(25才)が女性たちとバカンスを楽しんでいたことが明らかになったが、その旅行をアテンドし、同行もしていた「X氏」が東谷氏だ。
「ほかにも、『BTSに会わせることができる』とファンたちに声を掛けて、旅費やホテル代、面会にかかる費用名目で“大金をだまし取ったX氏”、と過去に報じられたのも東谷氏です。陽気な関西弁の男性で、年下の芸能人とも距離が近い感じで接しているので、だますような人には見えないんですよ。
芸能人も、東谷氏への出資金が手元に返ってこないなどの“被害”に遭っています。これらが表沙汰になるのと前後して、親しかった芸能人が一斉に距離を置くようになりました」(芸能関係者)
誰も連絡を返してくれなくなった──東谷氏は、人脈と信頼を失ってやけを起こしたのか、YouTubeチャンネルを開設すると、突如、自らの名前と顔を出して、芸能人との過去の赤裸々なやり取りを暴露し始めたのだ。
「テレビへの復帰を果たしたばかりのアンジャッシュの渡部建さん(49才)も標的になりました。渡部さんが仕事で大阪に来たときに“女の子のアテンド”をしていたとぶっちゃけたのです」(前出・芸能関係者)
動画によると、渡部は東谷氏に対して、ホテルの部屋と“女の子”の確保を依頼することを繰り返していたという。証拠として、LINEでの2人のやり取りも公開した。
東谷氏のSNSでの紹介文にはこうある。
《27年間の全てをここに。無償でつくしてきたタレントたちに、手の平返されたので、こちらもやまかえします。死なばもろとも。覚悟しとけよ》
“やまかえす”とは、“ヤマ返す”。反社会的勢力がよく使う用語で、“反旗を翻す・やり返す”という意味だ。表現も意味もあまりに物騒だ。