ウクライナへの侵攻により、世界中から批判を浴びているロシア大統領・ウラジーミル・プーチン氏(69才)。ロシア国内でもプーチン氏主導の戦争に否定的な声が少なくないが、情報が厳しく統制されているロシアにおいて、おおっぴらに彼を批判するのは命がけだ。彼の経歴を遡ると、その状況が手に取るように理解できる。
プーチン氏はレニングラード大学卒業後、ソ連の諜報機関「KGB」に入る。憧れの「スパイ」になったのだ。KGB時代、人生の大きな転機を迎えた。客室乗務員だったリュドミラさんに猛アプローチし、1983年に結婚。31才の頃だ。1985年に長女、翌1986年には次女が誕生した。プーチン家には「家庭内のことはすべて女性が片付けること」「女性を甘やかさず、褒めないこと」という2つの絶対的ルールがあったという。
「大統領就任後はファーストレディーとなったリュドミラさんですが、プーチン氏との生活は苦痛だったようで、“彼は私の活力を吸い上げる吸血鬼”と周囲に話していたそうです。リュドミラさんは精神疾患を患い、長い別居生活を経て、2013年にプーチン氏と離婚しました」(外信部記者)
リュドミラさんが心を病んだのは、プーチン氏の「女性の噂」が関係しているのかもしれない。相手の名は、アリーナ・カバエワ(38才)。2004年のアテネ五輪で金メダルを獲得し、“新体操の妖精”と呼ばれたロシアの英雄だ。