テレビ朝日の富川悠太アナ(45)が3月末で退社することが発表された。それに伴い、金曜日のMCを務める『報道ステーション』も3月いっぱいで卒業する。退社後はフリーアナではなく、「トヨタ入り」すると複数メディアで報じられた。
「父親がトヨタの元重役で、その縁もあったと噂されています。現社長の豊田章男氏は、香川照之のCMでおなじみの自社メディア『トヨタイムズ』に力を入れており、富川アナもそこで働くという話があります」(スポーツ紙記者)
1999年にテレ朝に入社した富川アナは、『スーパーJチャンネル』をはじめとする報道番組のレポーターで経験を積み、2016年からは『報ステ』のMCに就任。だが2020年4月、新型コロナの感染をきっかけに約50日間にわたって番組を休むと、復帰後は金曜のみの担当に。芸能ジャーナリストの三杉武氏が語る。
「フィールドキャスターとして現場に出たいという本人の意向は受け入れられず、“飼い殺し”のような状況だったようです。富川アナの場合、『報ステ』の色が付きすぎて、フリー転身しても現状は枠があまりないという問題もあります。朝や夕方のイメージではないし、かといって小川彩佳アナのように、退社後すぐに夜のライバル番組で起用されるとは考えにくい。『トヨタイムズ』での仕事は現実的な選択かもしれません」
仮に富川アナが新天地に『トヨタイムズ』を選ぶと、“先輩”のポジションが脅かされると話すのは、別のスポーツ紙記者だ。
「昨年1月、元テレビ東京の森田京之介アナがトヨタに入社し、広報部に所属しながら『トヨタイムズ』の新人記者として活躍しています。ユーチューブのチャンネルでは、豊田社長のインタビューをはじめ、東富士(静岡県裾野市)で進める未来都市計画『Woven City』の着工に密着するなど、取材やレポートを一手に担っています。ここに富川アナが入るとなれば、仕事の割り振りが生まれる。ネームバリュー的には富川アナに軍配が上がるので、森田アナからすれば脅威でしょう」
デッドヒートになりそうな予感。
※週刊ポスト2022年3月18・25日号