4月に番組改編を控えるNHK。全174人のアナウンサーのうち101人が配置替えという大規模な改編で、絶対的エースの和久田麻由子アナが『ニュースウオッチ9』を降板することに。4月以降はレギュラー番組がゼロになるとあって、SNS上では「わくまゆロス」が広がっているが、局内では早くも「和久田2世」の若手を売り出す動きがあるという。
「この改編でスタートする新番組『サタデーウオッチ9』(土曜21~22時)のキャスターに抜擢された、吉岡真央アナです。慶応大学卒で2018年に入局し、高知放送局でニュース番組のリポートを中心に活動してきました。入局わずか4年めでの東京凱旋は、最速クラスです」(NHK関係者)
幼少期からクラシックバレエを親しみ、慶応時代はチアリーディング部で活躍したという吉岡アナ。別のNHK関係者もこう話す。
「どちらかというと民放にいそうな華のあるタイプです。可憐なルックスで、アナウンスも安定感がある。全国的な知名度はまだですが、現在勤務している高知では大人気です。被り物をしたり、カヌーのルポで四万十川に飛び込んだり、体を張ったリポートをこなせる度胸もいい。局側も“将来のエース候補”として見込んでおり、早めに東京に呼んだそうです」
吉岡アナがキャスターを務める『サタデーウオッチ9』は、それまで同時間帯で交互に放送していた『NHKスペシャル』と『土曜ドラマ』を1時間遅らせて枠を取った、NHKにとって肝いりの新番組といわれる。芸能ジャーナリストの三杉武氏が語る。
「吉岡アナと一緒に『サタデーウオッチ9』キャスターに抜擢された赤木野々花アナも、次期エース候補の一人と呼ばれる人気アナです。公共放送のNHKも近年は視聴率を無視できなくなっており、エースアナの不在は早急に対処すべき問題として認識しているはず。そこで“ポスト和久田”になりうる逸材を新番組に集め、育てようとしている印象を受けます。局側の期待を表した人事だといえるでしょう」
新たなNHKの顔となるか。