〈これまで「士農工商○○」という表現に対して抗議された事例は、数十件以上ある。
「士農工商・編集者」「士農工商・広告代理店」という表現が圧倒的に多い。
社会的に立場の弱い、疎外されている自己を自嘲的にあらわす「士農工商○○」という比喩は、封建的賤視観念、つまり「部落および部落出身者は蔑視される存在」という世間の差別的社会通念を前提とした表現として、強く抗議されている〉
『週刊ダイヤモンド』編集部はこの件について、「ご指摘のところ、差別的表現があったことについては、まずお詫びしなくてはなりません。確認が足らずに掲載されてしまったことは、管理体制が不十分だったと考えています。お詫びして、訂正をいたします。そして、こうしたことを繰り返さないよう注意し、かつ教育も行なっていく所存です」と回答した。