3月いっぱいで終了する『バイキングMORE』(フジテレビ系)の後番組として4月4日からスタートする生放送の情報番組『ポップUP!』のMCを同局の山崎夕貴アナ(34)と、佐野瑞樹アナ(50)が務めることが発表された。新番組に先駆けて行なわれた会見(3月7日)では、山崎アナが3時間生放送という大型番組のMCに就任したことに、「不安ですけど……」と心中を吐露する場面もあったが、今回の抜擢の背景を同局関係者はこう明かす。
「『ポップUP!』は、月曜日は小泉孝太郎さん、水曜日はお笑いコンビ・おぎやはぎ、木曜日は俳優の高嶋政宏さんら、各曜日のパーソナリティーも多彩なメンツを揃えている。女優の高岡早紀さんが初めて情報番組のコメンテーターに挑戦することも話題を集めました。そのため、長年にわたる『とくダネ!』での経験はもちろん、『ワイドナショー』で松本人志さんらと丁々発止の掛け合いを見せるなど鍛えられたアレンジ力を持つ山崎アナに白羽の矢が立った。
2019年8月に放送された『ダウンタウンなう』の人気企画『本音でハシゴ酒』では、ゲストで登場したフジの遠藤龍之介・社長(当時)に、ほろ酔いで『若手の給与が低い』と不満をブチまけるなど“毒舌キャラ”の部分もあり、その点は前任の坂上忍さんのテイストも受け継いでいる」
フジでは今、帯番組の“顔”となるMCに求められる姿が変わってきているという。
「これまでは、古くは有賀さつきアナに始まり、高島彩アナ、中野美奈子アナ、加藤綾子アナや、最近では久慈暁子アナなど、“高嶺の華”的な女性が求められてきた。しかし、時代が変わるにつれて、情報番組で視聴者が求める女子アナ像も変わってきて、今では『庶民的な親しみやすさ』がウケる。
『パンツは7枚しか持っていない』『本番中にオナラをしたことがある』などとあっけらかんと話していた山崎アナは、“ぶっちゃけキャラ”としては面白いし、人気もあるが、これまでは『庶民的すぎて地味……』という社内評価で加藤アナが辞めた後のフジのエースとはならなかった。しかし、今の時代では彼女の『親しみやすさ』が、フジの武器となると捉えられたのです。加えて、お昼の時間帯に番組を見るのは主婦層。山崎アナの親しみやすさが受け入れられると大きな期待をかけられています」(同前)