コロナ禍で自炊をする機会が増えたことの影響もあり、家庭ゴミの量が増えているという。このまま増え続ければ、ゴミ処分場が限界となる日も遠くないのだ。日本のゴミをめぐる現状はどうなっているのか。女性セブンの名物ライター“オバ記者”こと野原広子が、ゴミ清掃員兼芸人のマシンガンズの滝沢秀一さんに話を聞いた。
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セレブへの道はゴミ出しから
滝沢:ゴミ清掃員を始めて、しばらくしてから気づいたんですけど、いわゆるセレブが住んでいる地域ってゴミが少ないんです。休み明けに安い缶酎ハイの空き缶が大量に出ているなんてことは、ないんです。
オバ:ワインかしら。
滝沢:当時、ぼくはとてつもなく貧乏でお弁当は白米にふりかけ。クレジットカードを作るともらえる3000ポイントで子供のおむつを買ったりしていたんです。
だからお金持ちの街ゴミと庶民の街ゴミの違いに目が留まり、お金持ちのゴミを真似したらお金持ちになるんじゃないのかと。もう半分ノイローゼですよね(笑い)。
オバ そう言えば、私も貧乏度が濃いときは、むやみやたらに100均で買いまくっては捨てていたっけ……。冷蔵庫で食べ物を腐らせるのもそう。生活に追われると、ゴミにまで気を使ってられっかいって、やさぐれちゃう。
滝沢:人の気持ちはみんなゴミに出ます。だから治安が悪いといわれている街のゴミ集積所は荒れている。引っ越すならゴミ集積所を見てから決めるといいですよ。