天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが、成年を迎えられたことにあたり17日、初めての会見に臨まれる。誕生日前後に開かれるのが通例だが、大学の授業に影響が出ないよう春休み中に行うこととなった。愛子さまが初会見でどんな発言をされるのか注目が集まっている。そこで、これまで成年を迎えられた皇族が会見でどのようなことをお話しされてきたのかを振り返る。
直近で成年皇族になるにあたっての会見を行ったのは、2014年12月の秋篠宮家の次女・佳子さま。当時の会見で佳子さまは、黄色のワンピースにジャケット姿でご出席。
成年を迎えられる気持ちについて「高校生の頃は、成年というと随分大人のイメージがございましたが、いざ自分が成年を迎えるとなると、まだ未熟なところが多くあると感じております。また、成年を迎えるまでに関わってくださった方々に感謝の気持ちを持っております」とにこやかに述べられた。
家族についても聞かれ「父は、自分にはない考え方や発想を持っていて、話していると考えさせられることがよくあります。幼い頃から質問をするとすぐに答えてくれ、様々なことを知っているという印象を持っております。家の中に出てきた虫を捕まえてくれるなど、頼りになる面もございます。
母は、週刊誌などでは様々な取り上げ方をされているようですが、娘の私から見ると、非常に優しく前向きで明るい人だと感じることが多くございます。幼い頃は手紙にスマイルの絵を描いてくれたことが、よく印象に残っております」と具体的なエピソードを交えて語られた。
成年皇族になるにあたって会見では、結婚観について聞かれるのがおなじみだが、佳子さまはこう語られた。
「結婚につきましては、将来的にはしたいと思っておりますが、来年の春から、また再び大学生になりますし、現在は考えておりません。理想の男性像は、一緒にいて落ち着ける方がいいと思っております。
結婚で皇籍を離れる女性皇族の役割について議論がされていることは聞いておりますが、先ほど結婚については考えていないとお話ししましたように、まだ私にとって実感として捉えることのできる段階のものではございません」