筑波大学附属高校(筑附)への入学を間近に控える秋篠宮家の長男・悠仁さま(15)。毎年東大に30~40人の合格者を輩出するこの都内屈指の進学校で、3年間の青春を送ることになる。
そんな悠仁さまについて、宮内庁内部ではある心配の声が上がっているという。
「ご学友の問題です。これまで通っていたお茶の水女子大学附属小・中時代は、悠仁さまが心許せるご学友になかなか恵まれなかったと言われており、高校でこそ理解者となる“刎頸の友”ができることを祈っているようなのです」(宮内庁担当記者)
一般世間とは離れた世界に生きる皇族にとって、通学先で出会うご学友は、人生の支えとなるかけがえのない存在だ。
上皇には元共同通信社の橋本明氏、学習院幼稚園から80年にも及ぶ交友を持つ明石元紹氏などがいた。今上天皇も学習院幼稚園から中等科まで一緒だった元ホテルオークラ東京総支配人室室長の立花眞氏や、オーストラリアから高等科に留学したアンドルー・B・アークリー氏、初等科から大学まで一緒だった賀陽正憲氏など多くのご学友に恵まれた。
「特に賀陽氏は一時、宮内庁に勤めていたこともあります。学生時代の天皇陛下はこうしたご学友とよく目白の寿司店で飲み、休日には一緒に旅行することもあった。ご学友がいたからこそ青春を謳歌でき、ひいては世の中を知ることにも繋がりました」(同前)
愛子さまもまたご学友が多く、遊園地やスキーなどプライベートで遊びに出かけることもままある。
一方で悠仁さまからは、そうしたエピソードが伝わってこない。
中学時代は放課後、宮邸に帰宅するとご学友の代わりに職員がカードゲームの遊び相手になっていたとの報道(週刊新潮2019年1月3・10日号)もあった。別の宮内庁担当記者が語る。
「秋篠宮さまもご学友とのエピソードが極めて少ない方でした。天皇陛下の交友が広かった分、対照的に映りました」
悠仁さまは中学時代のクラスメイトと別れ、高校で新しい人間関係を一から構築しなければならない。しかも筑附は中学からの内部進学組の結束が強く、「部活や合宿、文化祭などのイベントでクラスに溶け込まないと高校組は浮いてしまう」(筑附OB)と言われる。
将来の天皇の支えとなるご学友が、これから現われるだろうか。
※週刊ポスト2022年4月1日号