元横綱・貴乃花(花田光司氏)の長男で靴職人・タレントの花田優一氏が3月10日、都内で行なわれた短編映画『残照のかなたに』の完成披露上映・会見に登場した。同作の舞台は信州・上田の病院。余命いくばくもない老作家(林与一)と新人の女性看護師(岩瀬あんな)の交流を描いた物語で、優一氏は物語のカギを握る老作家の主治医役を演じている。
優一氏の「俳優業」挑戦という話題性に加えて、同作の監督を務めるのは母・河野景子さんの再婚相手として婚約中のジャッキー・ウー氏。近い将来に“義理の親子”となるであろう2人の“共演”とあって会見は大盛り上がり。
優一氏は自身の演技について「(現場に)『ご迷惑をおかけしないように』という大前提の上で、せっかく出していただけるのであれば『食って掛かろうかな?』と思ったのですが、良くも悪くもいっぱい勉強させていただき楽しかったです」と控えめに振り返ったが、ジャッキー・ウー監督は「素人じゃない」と絶賛。
「靴職人は辞めたほうがいいと思います」「さすが血だなという気がしました。日本一の血」という“ラブコール”にはさすがに苦笑いだったが、優一氏も充実した表情を見せていた。様々な分野に挑戦する優一氏には世間から賛否あるが、改めて自身の演技についての手応えを聞いてみた。
「完成披露上映の時に僕も初めて作品を観たのですが、正直まったく納得はいっていません。自己採点は『30点』くらいですね。試写で作品を観てから自分の演技の改善点ばかりが頭をよぎっています。ただ、逆にこの30点分は思い通りに演じられた部分についての点数ですね」(優一氏)
ジャッキー監督から「靴職人をやめて俳優に専念したほうがいい」というアドバイスがあったが、その”提案”についてはどう考えているのか。
「ありがたいお言葉ですし、イジっていただいてありがたいです(笑)。ただ、あくまで僕の軸は靴職人です。それはブレないようにしながら色々なことにチャレンジしていきたいと思います!」(優一氏)
今後、誰か「目標」としている役者はいるのか。